食べ物

か行の魚:魚は旬に食べると美味しい?魚の種類別に食べ頃の季節や時期をご紹介中!

魚の旬
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

近年は、輸入者の魚が増えたり養殖の技術が向上して、一年中安定した美味しさの魚を食べることができます。

しかし、天然物の魚は、昔から言われているように旬に獲れた魚が断然美味しいです。

 

一般的に、魚が一番美味しい時期というのは、産卵の前だと言われています。

それは、親魚が子孫を残すために餌をたくさん食べて栄養を溜め込んでいるため、身に脂が乗りアミノ酸等の旨味成分が増加するからだと言われています。

 

そして、魚の種類によって産卵の時期が違うため、魚ごとに美味しい時期「旬」があるわけです。

ここでは、名前が「か行」から始まる魚の特徴や種類について書いてみたのでご参考にして下さい。

カツオのたたき

名前が「か」で始まる魚について

名前が「か」で始まる魚についてご紹介しています。

梶木(かじき)について

梶木(かじき)

スズキ目カジキ亜目に分類されるる魚の総称で、温暖な海を高速で遊泳する大型肉食魚。

全世界に分布している10~12種のうち、日本近海にはメカジキ、マカジキ、バショウカジキ、フウライカジキ、シロカジキ、クロカジキの6種が生息している。

体形や食感、色合いなどがマグロに似ているので カジキマグロという名称で呼ばれたりするが、マグロとは別種の魚。
一般的に売られているメカジキは、やわらかな白身で脂肪が多く、刺身や寿司ネタ、唐揚げ、フライ、ソテー、煮付け、ムニエルにもよい。

メカジキは高たんぱく質で、コレステロールを低下させ血圧を下げる働きのある「DHA」や、血栓を作りにくくする「EPA」が多く含まれている。

メカジキの旬は秋から冬(10~1月頃)で、この頃獲れるメカジキは「冬メカ」と呼ばれ脂が最ものっている。
マカジキは流通量が少なく、なかなか目にする事が難しい高級魚で、11月~2月頃が旬だと言われている。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

鰹(かつお)について

鰹(かつお)

スズキ目・サバ科に属する魚の一種で、暖海・外洋性の大型肉食魚。

カツオには、見た目は気持ち悪いが人間には無害のテンタクラリアという寄生虫がよく付いてる。
また、まれに強烈な腹痛を引き起こすアニサキスが寄生していることもある。

春(2~3月頃)に鹿児島辺りから北上を始め、漁が始まるのは九州南部は3月頃、本州中部は5月頃、三陸北部・北海道南部は8~9月頃で、そこから南下を始める。

漁のピークは2度あり、最初の3~5月頃が「初鰹・上がり鰹」の1度目の旬で、南下が始まる8~9月頃に三陸沖で漁獲される「戻り鰹」が2度目の旬。

高知の「初鰹」は3~5月頃、「戻り鰹」は9~11月頃が旬。
「初鰹」は、脂が薄くさっぱりとした香りと味が特徴。

食べ方としてはタタキが有名で、刺し身や寿司ネタ、漬け、ステーキなども美味しい。
鹿児島県枕崎市で作られる鰹節は有名である。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

梭魚(かます)について

梭魚(かます)

スズキ目サバ亜目カマス科に分類される海水魚で、太平洋・インド洋・大西洋の熱帯・亜熱帯の幅広い地域の、主に沿岸域に生息している。

初夏から出始めるカマスは「ヤマトカマス(アオカマス)」、初秋のサンマより少し早い時期に出回り始めるカマスを「アカカマス」と言う。
一般的にカマスは、「アカカマス」の事を指す事が多い。

夏(6~8月)に旬を迎える「ヤマトカマス」は、水分を多く含むため別名「ミズカマス」とも呼ばれ、干物にして食べることが多い。

「アカカマス」は、脂がのって美味しい秋~冬(10~12月)と、産卵前に栄養をたくわえる春(3~4月)の2回旬がある。
特に、秋冬のカマスは「霜降りカマス」とも呼ばれる。

カマスの肉は白身で淡白だが、水っぽく柔らかいため刺身で食べられることは少なく、干物・塩焼き・から揚げにされることが多い。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

鰈(かれい)について

鰈(かれい)

カレイ目カレイ科に分類される魚類の総称。
種類が多いため旬も幅広く、ほぼ一年中何らかの種類のカレイが出回っている。

「マコガレイ」は、刺し身や煮付け・唐揚げなどに最適で、東北より北は冬、関東や九州地方では旨味の乗った夏が旬。関東では「霜月ガレイ」とも呼ばれる。

「マガレイ」は、焼いても煮付けにしても美味しく、脂が乗っている「8~11月頃」が旬で、味が落ちるが子持ちが好きな方は「2月~5月」が旬。

「イシガレイ」は、刺し身や塩焼きに適しており、刺し身なら「7~10月頃」が旬で、子持ちの煮付けとしては「11~1月頃」が美味しい。
また、「イシモチ」とも呼ばれる。

ブランドカレイとしては、大分県の日出で獲れる「城下カレイ」や、新潟で獲れる「アカガレイ」などが有名。
また、天然物が非常に少ない「マツカワガレイ」は非常に高価で美味しく、市場に殆ど出回らない「ホシガレイ」も高級魚として知られている。

マガレイ

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

間八/勘八(かんぱち)について

カンパチ
間八/勘八(かんぱち)

スズキ目アジ科に分類される海水魚の一種で、特に天然ものは高級魚として珍重されている。
旬は夏から秋にかけての「6~9月頃」と言われているが、季節による味の変動が少なく、特に養殖物に関しては味が通年安定している。

ブリと同じく出世魚で、ブリ/ヒラマサ/カンパチは「ブリ御三家」と呼ばれている。
1m50㎝ぐらいに成長するカンパチは、「ブリ御三家」の中では一番サイズが大きくなる。

関東では、シオッコ→シオゴ→アカハナ→カンパチと、成長の順に名前が変わる。
関西では、シオ→カンパチと関東に比べて名前が少ない。

成長するとわかりづらくなるが、子供のころは目のあたりから黄色い線が走るのも特徴。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

蟹(かに)について

寒くなって年末に近くなってくると無性に食べたくなるカニの情報については、下記に詳しく書いてみました。

名前が「き」で始まる魚について

名前が「き」で始まる魚についてご紹介しています。

鱚(きす)について

鱚(きす)

スズキ目スズキ亜目キス科に所属する魚類の総称。
キスは食用に利用されるほか、釣りの対象魚としても人気がある。

一般にキスと言えば本種のシロギスを指し、身は脂肪が少なく柔らかい白身で美味とされる。
天ぷらとして食べるのが一般的で、他には塩焼きや刺身・フライなどに調理される。

手に入りやすいのは春から秋にかけての「3~9月頃」である。
また、最も美味しいのは、産卵を控えて脂が乗り身の締まった、初夏から夏にかけての「6~8月頃」だと言われている。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

黍魚子(きびなごについて

黍魚子(きびなご)

ニシン目・ニシン科に分類される魚の一種。
広い範囲で漁獲されているが、東日本では認知度は高くない。

鹿児島/長崎/高知が有名な産地で、特に鹿児島では郷土料理の一つとしても有名でソウルフードとして愛されている。
12~2月頃と「子持ち」の5~6月頃の年2回の旬がある。

冬場は刺し身、産卵を控えて脂がのっている2月頃は塩焼きがお薦め。
子持ちの5~6月頃は、天ぷら/フライ/唐揚げなどがお薦め。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
キビナゴ

喜知次(きんき、きちじ)について

喜知次(きんき、きちじ)

カサゴ目カサゴ亜目フサカサゴ科に属する深海魚。
最近は、北海道で使われているキンキという名前でよく知られている高級魚。

体が赤いため金目鯛と混同されることが多く、大きな目と口を持つのも特徴。
脂が多いのが特徴で、この脂の中にコレステロールを低下させ血圧を下げる働きのある「DHA」や、血栓を作りにくくする「EPA」が多く含まれている。

脂がよくのっている秋から冬にかけての「11~2月頃」が旬で、焼魚・鍋・煮魚・から揚げなどにすると美味しい。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

金目鯛(きんめだい)について

金目鯛(きんめだい)

キンメダイ目キンメダイ科に属する深海魚で、鯛の名前がついているが、マダイやクロダイなどの「タイ科」とは違う種類。

世界各地の深海に生息しており、日本では主に関東東沖から小笠原諸島~沖縄までの太平洋沿岸で漁獲されている。
特に水揚げ量日本一をうたう下田港では、大島近郊の脂がのった上質のものが多く、一本釣りで獲れたキンメダイは「地金目、トロ金」などの名前が付いて高級ブランド化されている。

味が落ちる産卵期の夏場(7~8月頃)前後を除き、1年を通して味は変わらないが、最も美味しいのは脂がのった冬場(12~2月頃)である。

煮物にするのが最も美味しく、白身でクセがないので刺し身にしたり干物などにするのも美味しい。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

名前が「こ」で始まる魚について

名前が「こ」で始まる魚についてご紹介しています。

小鰭(こはだ)/鰶(このしろ)について

小鰭(こはだ)/鰶(このしろ)

ニシン目ニシン科に分類される魚類で、ブリなどと同じく成長段階に応じて呼び名が変わる出世魚。
関東地方では、シンコ(4~5cmの幼魚)→コハダ(7~10cm)→ナカズミ(10~15cm程度)→コノシロ(15cm以上)と呼ぶ。
関西では「コハダ」とは呼ばず「ツナシ」と呼ぶ。

酢との相性が良いため、酢で締める「光もの」の代表として有名で、江戸前鮨には欠かせない寿司種としての需要が強い。
そのため、寿司に適さない成魚は子魚よりも商品価値が低く、小さいほど価格が高いという珍しい魚である。

瀬戸内周辺や伊勢湾・三河湾・駿河湾・有明海辺りが主な産地である。

成長に合わせて、シンコは7~8月頃、コハダはその後の9月頃、成長したコノシロは通年水揚げされるが、脂がのっている晩秋から冬(11~2月頃)にかけてが旬とされている。

コノシロ

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

「か行」から始まる名前の魚の旬について:まとめ

こちらでは、「か」行で始まる名前の魚について、それぞれの特徴や「魚を一番美味しく味わえる時期」である「旬」について説明しています。

「か」行で始まる名前の魚には、主に下記のような魚があります。

  • 梶木(かじき)
  • 鰹(かつお)
  • 梭魚(かます)
  • 鰈(かれい)
  • 間八/勘八(かんぱち)
  • 鱚(きす)
  • 黍魚子(きびなご)
  • 喜知次(きんき、きちじ)
  • 金目鯛(きんめだい)
  • 小鰭(こはだ)/鰶(このしろ)

魚の特徴や旬を知ることによって、魚をより一層美味しく食べることができます。

ご参考にして頂ければ幸いです。

Digiprove sealCopyright secured by Digiprove © 2021 h eg

ブログランキングに参加中!
よろしければポチッと応援お願いします!
↓  ↓
にほんブログ村 映画ブログ 映画情報へ
にほんブログ村

関連記事