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あ行の魚:魚の旬は脂がのって美味しい?種類別に食べ頃の季節や時期をご紹介

魚の旬

最近は居酒屋などのお店に行くと、「あれっ?この魚か美味しいのは秋だったはず」と言われる魚でも、一年中美味しく食べられるものもあります。

それは、養殖の技術が向上して、一年中安定した美味しさの魚が供給できる様になったり、輸入者の魚が増えたからです。

しかし、天然物の魚は、やはり昔から言われているように、旬に獲れた魚が断然美味しいのです。

 

基本的に、魚が一番美味しい時期というのは、産卵の前だと言われています。

それは、親魚が子孫を残すために餌をたくさん食べて栄養を溜め込んでいるため、身に脂が乗りアミノ酸等の旨味成分が増加するからだと言われています。

 

そして、魚の種類によって産卵の時期が違うため、「春から夏のアジは美味い」とか「いさきは梅雨の時期が美味しい」とか、魚ごとに美味しい時期「旬」があるわけです。

ここでは、名前が「あ行」から始まる魚の特徴や種類について書いてみたのでご参考にして下さい。

アジフライ

名前が「あ」で始まる魚について

名前が「あ」で始まる魚についてご紹介しています。

赤鯥/喉黒(あかむつ/のどぐろ)について

赤鯥/喉黒(あかむつ/のどぐろ)

スズキ目スズキ亜目ホタルジャコ科に属する暖海性魚類。
居酒屋のメニューでも有名な「ノドグロ」だが、正式名称は「アカムツ」で、「ノドグロ」は別名である。

口の奥の喉が黒いので、「ノドグロ」と別名が付いている。
甲殻類やイカなどを捕食し、7月から10月にかけて産卵する。

一年を通して美味しい魚だが、産卵期が終わる前の7~9月頃までが美味しいという説や、晩秋から冬(12~2月頃)が美味しいという説など諸説あり。

高級魚としても知られており、白身の肉は、煮つけ、たたき、焼き物などにすると美味しく、刺し身、干物、酒蒸し、アラ煮などにしても美味しい。

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鯵(あじ)について

鯵(あじ)

庶民にとても馴染みの深いアジは、アジ科アジ亜科に含まれる魚の総称で、世界中には30属150種いると言われている。

日本では、アジと言えば「マアジ」の事を指すことが多い。
暖流にのって日本周辺を回遊し、季節を問わず1年を通して漁獲されるが、春から夏(5~8月)にかけてが旬。

刺身がおいしい高級魚として、伊豆諸島でよく水揚げされる「シマアジ」が有名。
干物やけずり節に加工するのに最適なのが「ムロアジ」

ムロアジの仲間だが見た目がマアジに似ていることで有名で、西日本を中心に獲れるのが「マルアジ」。
「マルアジ」は、刺し身だけではなく塩焼きや煮付けも美味しい。

大きな目が特徴の「メアジ」は、沖縄などでもよく獲れ、刺し身をはじめ様々な調理法で利用される。
漁獲量が少なく一本釣りで漁獲され、高級魚となることが多い「根アジ」「金アジ」「黄金アジ」などのブランドアジも多い。

食べ方としては、刺身、タタキ、焼き魚、干物、フライ、煮物、南蛮漬け、から揚げ、なめろうなど、様々な調理法がある。

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穴子(あなご)について

穴子(あなご)

ウナギ目アナゴ科に属する魚類の総称で、ウナギに似ている細長い体型の海水魚。
鰻とは違い、川には上らず一生を海で過ごす魚である。

産地としては、長崎県・島根県・愛知県が漁獲量トップ3となっている。
一般的にはさっぱりとした味が良いとされるため、脂分の少ない夏場の6~8月が旬とされるが、脂分が多い冬場の穴子を旬として好む人もいる。

ビタミンAの含有量は、他の魚介類に比べると断然多く、様々なアミノ酸も豊富に含まれている。
コレステロールを低下させ血圧を下げる働きのある「DHA」や、血栓を作りにくくする「EPA」の含有量も多い。

釣りのシーズンは5月下旬から10月頃の夏の時期で、夏には夜釣りが有名。
寿司ネタとしてよく食べられる。

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鮎(あゆ)について

鮎(あゆ)

キュウリウオ目に分類される川や海などを回遊する魚で、「清流の女王」とも呼ばれている。
アユは基本的に淡水魚で、秋になると河川の下流の瀬で産卵するが、ふ化した仔魚は流れに逆らえず海へ降りてしまう。

稚鮎の時期は海で過ごして成長し、体長5cmぐらいになり春になるとアユは再び川へ上ってくる遡上魚である。
川へ上るのは産卵のためではなく、そこから秋まで川でも成長し続けるのが、サケなどの回遊魚とは違う点である。

河川の鮎は、解禁日、解禁期間・禁漁期間が各漁協によって定めらており、禁漁明けの6~8月頃が旬である(禁漁シーズンは11~5月頃)。
7月から8月にかけての若鮎は、骨も柔らかく美味しい。

アユの食べ方は塩焼きが一般的だが、甘露煮や鮎ご飯、フライなども美味しい。

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鮎

鮟鱇(あんこう)について

鮟鱇(あんこう)

アンコウ目中の、アンコウ科に分類される魚で、水深30m~500mの砂泥状の海底に生息する。
日本では、キアンコウ(ホンアンコウ)とアンコウ(クツアンコウ)が、食用として用いられるあんこうの種類である。

グロテスクな外見にもかかわらず、淡白な風味の白身魚で、漁獲量が少ないため、比較的高値で売られることが多い魚である。
7~8月の夏場を除き通年で水揚げされているが、水温が下がって肝が肥大化する冬場の12~2月頃が旬。

関西のフグ鍋に匹敵し「東の鍋の横綱」と言われるほど、鍋料理としてよく食べられている。
鍋料理の他にも、唐揚げや酒の肴として珍重されるアンキモ(あんこうの肝臓)も有名。

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名前が「い」で始まる魚について

名前が「い」で始まる魚についてご紹介しています。

伊佐木(いさき)について

伊佐木(いさき)

スズキ目イサキ科に属し、東アジア沿岸の岩礁域に生息する海水魚の一種。
小魚・甲殻類・多毛類等の小動物を捕食する、肉食性の魚である。

食用だけではなく、釣りの対象としてに人気も高い。
海藻が多い岩礁域に生息し群れをつくる魚で、昼は水深深く潜っているが、夜になると海面近くまで泳ぎ出す。

ほぼ通年市場には入荷されているが、6月頃から9月頃にかけての夏が産卵期であり、その直前の梅雨の頃(5~7月頃)が最もおいしいと言われている。

産卵後は脂が落ちて、味も落ちる。
長崎の水揚げ量が最も多く、伊豆七島の大型いさきも有名。

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疣鯛(いぼだい)について

疣鯛(いぼだい)

スズキ目イボダイ科に分類される魚で、東アジアの温暖な沿岸海域に分布している。

ほぼ全国の沿岸で見られ、関東では「エボダイ」、関西では「ウオゼ、ウボゼ」、九州では「モチノウオ、モチウオ」など、地方では色々と呼び名が違う。

産卵期は4—8月(盛期5月)で、獲れる地域によっても違いがあるが、夏から秋(8~10月頃)が旬と言われている。

食べ方としては、塩焼き、煮付け、刺身、干物、南蛮漬けなど幅広く、徳島には「ぼうぜの姿寿司」という郷土料理がある。

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鰯(いわし)について

鰯
鰯(いわし)

ニシン目ニシン亜目の複数種の小魚の総称で、海水魚&沿岸性の回遊魚。
日本で「イワシ」といえば、ニシン科の「マイワシ」「ウルメイワシ」「カタクチイワシ」の3種類を指す。

中でも「マイワシ」が一般的で、春に北上して秋に南下し、下りイワシのほうが、脂がのって美味しいとされている。
漢字の「鰯」は、陸に揚げるとすぐに弱って腐りやすい魚という「よわし」から変化したとの説もある。

スーパーなどでは通年見かけるが、種類によって旬も違う。
マイワシは、6~10月頃が旬だと言われており、特に梅雨時から夏(6~8月頃)にかけてが美味しいと言われている。

食べ方としては、刺身、にぎり寿司、塩焼き、フライ、天ぷら、酢の物、煮付けなど、様々な利用法がある。
海外では、塩焼きの他、缶詰(オイルサーディンやアンチョビ)などに使われる。

稚魚や幼魚は、ちりめんじゃこ(しらす干し)、釜あげ(釜あげしらす)や煮干しの材料になる。
栄養面では、DHAやEPAなどの豊富な不飽和脂肪酸やCoQ10が含まれる一方、高尿酸血症(痛風)の患者には天敵のプリン体も多量に含む。

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名前が「う」で始まる魚について

名前が「う」で始まる魚についてご紹介しています。

鰻(うなぎ)について

鰻(うなぎ)

ウナギ科ウナギ属に属する魚類の総称で、世界中の熱帯から温帯にかけて分布している。
海で生まれて川に上り、淡水で成長してまた海に下って産卵する。

世界で確認されている鰻19種類のうち、食用になるのはニホンウナギなど4種類しかない。
天然物の場合、晩秋から初冬(10~12月頃)にかけてが鰻の旬。

養殖うなぎに旬はないが、土用の丑の日の出荷に合わせて出荷しているので7~8月が旬と言える。

夏バテ予防に良いとされるビタミンを豊富に含んでいるため、夏場に食べるのは理にかなっている。
アナゴよりも脂質が多く、濃厚で高カロリーである。

シラスウナギの不漁が深刻化し絶滅の恐れもあるため、完全養殖の商業化を目指しているが、まだまだ課題は多い。

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「あ行」から始まる名前の魚の旬について:まとめ

こちらでは、「あ」行で始まる名前の魚について、それぞれの特徴や「魚を一番美味しく味わえる時期」である「旬」について説明しています。

「あ」行で始まる名前の魚には、主に下記のような魚があります。

  • 赤鯥/喉黒(あかむつ/のどぐろ)
  • 鯵(あじ)
  • 穴子(あなご)
  • 鮎(あゆ)
  • 鮟鱇(あんこう)
  • 伊佐木(いさき)
  • 疣鯛(いぼだい)
  • 鰯(いわし)
  • 鰻(うなぎ)

魚の特徴や旬を知ることによって、魚をより一層美味しく食べることができます。

ご参考にして頂ければ幸いです。

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