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新型コロナウイルスの世界的な感染拡大は止まらず、各国政府が様々な規制を発表

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新型コロナ感染

新型コロナウイルス感染拡大は止まらず、パンデミック状態になってきています。

特に、ヨーロッパでは急激に感染者が増加しており、3月22日時点での世界中の感染者数は30万人を超えてしまいました。

30万人といえば、久留米市や盛岡市の人口とほぼ同じ数の感染者がいるということになります。

目次

ヨーロッパの感染者急増が顕著

当初は、中国・韓国を始めとする東アジア地域が震源地でしたが、現在は少し落ち着いてきています。

ところが、イタリアで感染者が急激に増加したのと呼応するように、他のヨーロッパの国々も日々増加している状況です。

また、アメリカでの感染者も急激に増加しており、震源地が南北アメリカ大陸にも波及していきそうです。

3月22日時点での、ヨーロッパ主要国での感染者数は、下記の通りです。

国名感染者数新感染者数死亡人数回復者数
イタリア53,578人4,825人6,072人
スペイン25,496人1,381人2,152人
ドイツ22,364人84人209人
フランス14,459人562人1,587人
スイス6,863人80人131人
イギリス5,018人233人93人
オランダ3,631人136人2人
オーストリア2,992人8人9人
ベルギー2,815人67人263人
ノルウェイ2,164人7人6人
スウェーデン1,770人20人16人
デンマーク1,326人13人1人
ポルトガル1,280人12人5人
チェコ995人6人
アイルランド785人3人5人
ルクセンブルグ670人8人6人
ポーランド536人5人13人
ギリシャ530人13人19人
フィンランド523人1人10人

各国政府が発表した様々な規制

最近はニュースを見ると、ほぼ新型コロナウイルスのニュースばかりです。

世界中の様々な国の政府が、毎日色々な規制や方針を決めて発表しています。

シンガポールでは、3月23日から、運輸、医療の関係者を除くすべての外国人(永住権取得者は対象外)の入国を原則禁じると発表しました。

外国人観光客などの短期訪問者の入国だけでなく、乗り換えも一切禁止するようです。

通常、日本人の駐在員がシンガポールで働く場合、「EP(Employment Pass)」という就労ビザを取りますが、これらも対象になるようです。

ということは、このEPを所持していてシンガポールで働いている人も、一旦シンガポールから出国した場合、「医療や輸送など不可欠なサービスを提供する」分野を除き、シンガポールに戻れなくなります。

マレーシアは3月18日、新型コロナウイルスの感染者数が東南アジアで最大となったことを受け、2週間の全土部分封鎖を発表しています。

インドネシア政府は、3月17日、感染拡大防止策として、入国する全ての外国人に対し、短期滞在ビザ免除と到着ビザ(VOA)発給を1カ月間停止すると発表しています。

また、インドネシアの首都ジャカルタ特別州のアニス・バスウェダン知事は、3月20日、同州に非常事態を宣言しています。

フィリピンのドゥテルテ大統領は、3月12日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、「3月15日から4月14日まで、陸路と船、国内の航空便で首都マニラに出入りすることを禁止する。(医療関係者やマニラに自宅や勤務先がある人などを除く)」と発表しました。

ヨーロッパとアジアの両方と陸続きのトルコでも、日に日に感染者が増えており、3月22日時点での感染者は947人と、明日にでも1,000人を超えそうです。

トルコ内務省は、感染拡大を防止するため、3月22日から65歳以上の市民の外出を禁止すると発表しています。

スペインは、サンチェス首相は3月14日に非常事態を宣言しています。

ドイツは、3月16日、国境を接するフランス、オーストリア、スイス、ルクセンブルク、デンマークとの往来は、物資と通勤者だけに制限し、国境封鎖に踏み切っています。

国内の飲食店は午後6時までの営業に規制され、バーやレジャー施設なども閉鎖されています。

フランスでは、3月17日から15日間、買い物や通勤を除き外出を制限し、違反者は処罰されることになりました。

ポーランド、デンマーク、チェコなどの各国政府は、外国人の入国を禁止しています。

カナダと米国は3月18日、国境の一部閉鎖での合意を発表しています。

3月11日、アメリカのトランプ大統領は、新型コロナウイルスの感染拡大への対策として、ヨーロッパ(イギリスは除外)からのアメリカへの渡航を30日間停止すると発表しました。

また、アメリカのハワイ州は、3月21日、新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるため、3月26日以降にハワイに到着する観光客や住民などに、14日間の自主隔離を義務付けると明らかにしました。

自主隔離に応じなかった場合、5000ドルの罰金などが科されるそうです。

イタリアでの工業生産休止とローマ教皇

イタリアでは、3月22日時点の感染者数が53,578人に達し、亡くなった人は4,825人と、既に中国を遥かに上回ってしまいました。

これを受け、イタリア政府は、向こう15日間、ほぼ全ての工業生産を休止すると発表しました。

また、イタリアでは外出禁止の規制がかかっていますが、その規制があまり守られていないようです、

ペットの散歩は許されているということで、知人から犬を借りて友人宅を訪れるなど、色々知恵を絞って外出禁止の規制から逃れる人も多いそうです。

中には、下記のように、豚を散歩させているところを、警察官に止められて口論している人もいます。

また、このようなニュースも何日か前に出ていました。

イタリア政府が感染拡大を防ぐ目的で国民に移動制限を求める中、ローマ教皇は聖職者達に新型コロナ患者と会い、励ますように呼び掛けています。

信仰的には大事なことなんでしょうけど、さらに感染が拡大するような気がするのですが…

まとめ

新型コロナの感染拡大を受けて、イタリアの病院が大変な事になっています。

英国のニュース放送「スカイ・ニュース」が病院内に入り撮影をしています。

この元記事となっているのが、下記の「Sky news」のニュースと、病院内で撮影された動画です。

動画を見ましたが、病院の中はカオス状態になっています。

また、イタリアの新聞には亡くなった人の記事が掲載されていますが、その訃報欄だけで10面もあるという信じられない状況になっています。

これに対して、日本では各地の観光施設の一部が営業を再開し、数多くの人が訪れているということですが、本当に大丈夫なのでしょうか?

日本国内の新型コロナウイルスに対する恐怖は、最近緩んできているような気がするのですが、気のせいでしょうか?

日本でも感染拡大が収まったわけでもないので、もう暫くは静かにしている方が良いと思うのですが…

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