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東京オリンピックが延期で内定選手はどうなる?再選考なのか、そのまま出場可能か?

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東京オリンピック

世界的な新型コロナウイルスの感染拡大は、結局東京オリンピック2020にも大きな影響を与えました。

中止かまたは延期になるのではと、殆どの方が薄々感じていたのですが、IOCとの契約などの絡みもあったためか、日本政府も最後まで今年の開催を訴えていました。

日本政府も何とかオリンピックまでには感染拡大を抑えようと努力していたこともあり、当初IOCも結論は5月末まで出さないということでしたが…

ヨーロッパでのあまりにも早い感染拡大のペースと、アメリカでも爆発的に感染者が増えてきたことで、流石にIOCも今年の開催は諦めるしかありませんでした。

各国が入国規制などを厳格化したため、続々と日本人も帰国しており、帰国者から次々に感染者が見つかっており、日本でもこれから爆発的に感染が拡大する可能性も大きいので、東京オリンピックの延期は致し方ないのではないでしょうか?

そこで、これまで既にオリンピック出場が内定していた選手たちの立場はどうなるのでしょうか?

代表選考のやり直しなのか?それともそのままスライドして代表として出場可能なのか?調べてみました。

目次

オリンピックは1年程度の延期が決定

3月24日、安倍総理大臣は、東京オリンピック・パラリンピックをめぐり、IOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長との電話会談で、選手の準備期間などを考慮して、1年程度の延期を提案する方針を固めました。

そして、IOCは24日に臨時の理事会を開き、バッハ会長と安倍総理大臣とで合意した東京オリンピック・パラリンピックの、1年程度の延期を承認しています。

これで、正式に東京オリンピック2020の延期が決まり、開催時期なのに関しては後ほど話し合われるもようです。

開催日時に関しては、2021年7月で調整しているとのことですが、できれば真夏と台風の時期は避けてほしかった…

延期するオリンピックの名称とドメイン

小池都知事によると、オリンピックの名称に関しては、「TOKYO 2020」のまま変更せず使用するということですが、既に2021の入ったドメインは取得され価格が高騰しているとも言われています。

「Tokyo2021」を含むドメインは、3月24日時点で少なくとも59件確認され、オークションサイトに190万円で出品されたケースもあるということです。

また、類似ドメインを調査している森達哉・早稲田大教授の研究グループによると、「Tokyo」「2021」「Olympic」などの言葉を含むドメインは126件確認されているそうです。

ドメイン取得は、ルールとして早いもの勝ちですから、空いていれば誰でも取れるわけです。

これは、違法でもなんでも無く、れっきとした合法での商取引なので、目端が利く人は素早く行動し大金を手に入れることができるのです。

また、2021年に延期したことで、下記のような情報も出ています。

既にオリンピック出場が内定している選手

延期が決まった3月24日までに、既にオリンピック代表選手に内定していた選手も数多くいます。

コチラでは、各競技毎に内定していた選手をご紹介します。

内定者競技名
アーティスティックスイミング
安永 真白アーティスティックスイミング
福村 寿華アーティスティックスイミング
木島 萌香アーティスティックスイミング
吉田 萌アーティスティックスイミング
柳澤 明希アーティスティックスイミング
塚本 真由アーティスティックスイミング
京極 おきなアーティスティックスイミング
乾 友紀子アーティスティックスイミング
カヌー
羽根田 卓也カヌー スラローム 男子カナディアンシングル
足立 和也カヌー スラローム 男子カヤックシングル
藤嶋 大規カヌー スプリント 男子カヤックフォア500m
水本 圭治カヌー スプリント 男子カヤックフォア500m
宮田 悠佑カヌー スプリント 男子カヤックフォア500m
松下 桃太郎カヌー スプリント 男子カヤックフォア500m
佐藤 彩乃カヌー スラローム 女子カナディアンシングル
矢澤 亜季カヌー スラローム 女子カヤックシングル
空手
佐合 尚人空手 男子 組手
西村 拳空手 男子 組手
荒賀 龍太郎空手 男子 組手
喜友名 諒空手 男子 形
染谷 真有美空手 女子 組手
宮原 美穂空手 女子 組手
植草 歩空手 女子 組手
清水 希容空手 女子 形
競泳
瀬戸 大也競泳 男子バタフライ/個人メドレー
自転車
梶原 悠未自転車 女子オムニアム
橋本 英也自転車 男子オムニアム
射撃
井川 寛之射撃 クレー 男子スキート
大山 重隆射撃 クレー 男子トラップ
松本 崇志射撃 男子ライフル3姿勢
石原 奈央子射撃 クレー 女子スキート
中山 由起枝射撃 クレー 女子トラップ
平田 しおり射撃 女子ライフル3姿勢
柔道
髙藤 直寿柔道 男子60キロ級
大野 将平柔道 男子73キロ級
永瀬 貴規柔道 男子81キロ級
向 翔一郎柔道 男子90キロ級
ウルフ アロン柔道 男子100キロ級
原沢 久喜柔道 男子100キロ超級
渡名喜 風南柔道 女子48キロ級
阿部 詩柔道 女子52キロ級
芳田 司柔道 女子57キロ級
田代 未来柔道 女子63キロ級
新井 千鶴柔道 女子70キロ級
濵田 尚里柔道 女子78キロ級
素根 輝柔道 女子78キロ超級
スポーツクライミング
野口 啓代スポーツクライミング 女子
楢﨑 智亜スポーツクライミング 男子
セーリング
高橋 稜セーリング 男子49er級
小泉 維吹セーリング 男子49er級
岡田 奎樹セーリング 男子470級
外薗 潤平セーリング 男子470級
富澤 慎セーリング 男子RSX級
南里 研二セーリング レーザー級
飯束 潮吹セーリング ナクラ級(男女混合)
畑山 絵里セーリング ナクラ級(男女混合)
山崎 アンナセーリング 女子49er級
髙野 芹奈セーリング 女子49er級
吉岡 美帆セーリング 女子470級
吉田 愛セーリング 女子470級
須長由季セーリング 女子RSX級
土居 愛実セーリング レーザーラジアル級
卓球
水谷 隼卓球 男子
張本 智和卓球 男子
丹羽 孝希卓球 男子
平野 美宇卓球 女子
伊藤 美誠卓球 女子
石川 佳純卓球 女子
テコンドー
山田 美諭テコンドー 女子49キロ級
濱田 真由テコンドー 女子57キロ級
鈴木 セルヒオテコンドー 男子58キロ級
鈴木 リカルドテコンドー 男子68キロ級
飛び込み
寺内 健飛び込み 男子
坂井 丞飛び込み 男子
三上 紗也可飛び込み 女子
荒井 祭里飛び込み 女子
トランポリン
堺 亮介トランポリン 男子
森 ひかるトランポリン 女子
ボクシング
岡澤 セオンボクシング 男子ウエルター級
並木 月海ボクシング 女子フライ級
入江 聖奈ボクシング 女子フェザー級
陸上
大迫 傑陸上 男子マラソン
中村 匠吾陸上 男子マラソン
服部 勇馬陸上 男子マラソン
一山 麻緒陸上 女子マラソン
前田 穂南陸上 女子マラソン
鈴木 亜由子陸上 女子マラソン
岡田 久美子陸上 女子20km競歩
川野 将虎陸上 男子50km競歩
鈴木 雄介陸上 男子20km/50km競歩
山西 利和陸上 男子20km競歩
藤井 菜々子陸上 女子20km競歩
池田 向希陸上 男子20km競歩
レスリング
乙黒 拓斗レスリング 男子フリースタイル65kg級
乙黒 圭祐レスリング 男子フリースタイル74kg級
文田 健一郎レスリング 男子グレコローマンスタイル60kg級
向田 真優レスリング 女子53㎏級
川井 梨紗子レスリング 女子57kg級
川井 友香子レスリング 女子62kg級
土性 沙羅レスリング 女子68kg級
皆川 博恵レスリング 女子76kg級

延期だとそのまま出場可能なのか?または再選考なのか?

上記に記載した選手の方々は、オリンピック出場が決まった瞬間、自分の努力がやっと実を結んだという喜びでいっぱいだったはずです。

ですが、1年延期になったことで、このまま引き続き出場できるのか?またはもう一度選び直しされるのか?、不安の気持ちが出てきているはずです。

ということで、内定が決まっている選手の立場について調べてみました。

先日、マラソンに関しては、日本陸上競技連盟 瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーがこのように述べています。

「彼ら(選手が)自分で勝ち取った権利、それを急に取り上げることはできない」

出典元:「FNN Prime

水泳に関しては、内定が決まった選手は、男子バタフライ/個人メドレー代表の「瀬戸 大也」選手ただ1人です。

4月2日から、オリンピック代表選考を兼ねて東京アクアティクスセンターで開催予定だった、「日本選手権」の中止を決定しています。

そして、日本水泳連盟の坂元専務理事は、25日夕方の会見で、下記のように述べています。

「大会を開けなくなっても瀬戸大也選手の内定は?」という質問に対し、

「瀬戸選手はそのまま」と答えています。

出典元:「FNN Prime

NHKの取材によると、競泳、マラソン、卓球、空手、ボクシング、レスリング、カヌーの少なくとも7競技、パラリンピックはカヌーの1競技、計8競技に関しては、素手に代表に内定している選手を変更しない方針を明らかにしたそうです。

また、マラソンを除く陸上、柔道、テニス、スポーツクライミング、パラ陸上、パラ競泳、ボッチャに関しては、現時点では決まっていない、または国際競技団体の判断を待って決めるということです。

ということは、下記のオリンピック競技に関しては、再度選び直す可能性が大きいということになります。

再選考の可能性が大きい競技
  • アーティステックスイミング
  • 自転車
  • 射撃
  • セーリング
  • テコンドー
  • 飛び込み
  • トランポリン

まとめ

世界的な新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、東京オリンピック2020の1年程度の延長が決定しました。

4年に一度のオリンピックに出場するために、各競技の選手たちは血を吐く思いで厳しい練習を続けてきたはずです。

やっとの思いで手に入れたオリンピック代表という地位を、手放す可能性があるということは、選手の立場になって考えると、何とも言えない可哀そうな気持ちになりますが、気持ちを切らさずに再挑戦して頂きたいと願っています。

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