イタリアは新型コロナウィルスの感染拡大で、非常に大変な事態に陥っており、2020年3月8日現在、5,000人を超える感染者が出ています。
その中でも感染拡大の震源地となっているイタリア北部にあるカステルベトロ町(Castelvetro)では、民家約20棟の水道の蛇口からとんでもないものが流れ出て大騒ぎになったそうです。
それは何と「赤ワイン」
(CNN) イタリア北部カステルベトロ町の民家約20棟で水道の蛇口やシャワーの先端部から赤ワインが約3時間流れ続ける珍事がこのほどあった。
出典元:「CNN.co.jp」
蛇口から何故か赤ワインが…
このカステルベトロ町(Castelvetro)を含むイタリアの北部は、現在ヨーロッパの中で新型コロナウィルスの被害が最もひどいとされている地域です。
この街は、ワインの産地でもあり、普段は食べ物やワインを目当てに多くの観光客が集まる街としても知られているようです。
今回の新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、観光施設の8割が予約取り消しという打撃を受けたそうです。
こんな暗い話題ばかりで、町全体の雰囲気が暗い中で、住民を少しだけ笑顔にさせたのが「赤ワイン」でした。
この町の民家約20棟の水道の蛇口や、シャワーの先端部から、「赤ワイン」が3時間に渡り流れ続けるという珍事が起こっています。
赤い色をした物が流れてきたわけですから、たぶん最初は誰もがびっくりしたのではないかと思います。
それが「赤ワイン」とわかり、今度は逆に喜んだのではないでしょうか?
ネット上の反応
このニュースを受けて、実際に蛇口からワインが流れている映像をアップしている人が何人もいました。
暗いニュースの中で、ほっこりと笑いが出た出来事ですが、ではなぜ蛇口から赤ワインが出てきたのでしょう?
3時間に渡り流れ出たワインは、CNNによると1000リットルもの量だったそうです。
かなり大量のワインが流れ出たわけですが、地元のワイン醸造所で不具合が起きたのが原因だったそうです。
そして、瓶詰めを控えていた銘柄「ランブルスコ・グラスパロッサ」が、町の水道管網に漏れて、それが民家の水道から流れ出たそうです。
まとめ
流れ出た銘柄の「ランブルスコ・グラスパロッサ」は、濃厚でコクのある味わいが特徴の、グラスパロッサ種から造られる「甘口の赤スパークリングワイン」だそうです。
カステルベトロを含むイタリア北部は現在、欧州の中で新型肺炎の被害が最もひどい。
副町長はCNNの取材に「笑うべき材料がほとんどない世相の中で、我々が笑みがこぼれるような軽はずみな出来事をもたらしたことはうれしい」とも述べた。
出典元:「CNN.co.jp」
副町長は上記のように述べており、醸造所の販売担当幹部は、故障が起きたことについて、多くの人に感謝されたとも述べているそうです。
また、カステルベトロ町のフェイスブックによると、漏出による健康障害は一切ないと確約しているそうです。
暗いニュースが続いている中、この小さな町に起きたちょっとした「笑いの奇跡」だったようです。

 
		 
		 
			 
			 
			 
			 
			 
			 
			 
			