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独自ドメインの更新料値上げが気になるので業者ごとに比較してみた!

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ドメイン 移管

ブログを独自にサーバーを借りて運営していると、独自ドメインを取得するのは必須になってきます。

もちろんドメインを購入しないで無料ドメインのみ使用するのもありですが、たいていの方は独自ドメインを取得すると思います。

そして、ブログ運営などを長年やっていると、取得ドメインの数もいつの間にか増えていたりします。

6~7年ほど前まではドメイン1個、年間で1,000円もしないから別にいいか?と思っていましたが、最近のドメイン料金の急騰でそうも言ってられなくなってきました。

ドメインの更新料金は毎年支払う必要があるので、長期保有するためには、やはり更新料金のコストを抑える必要があります。

こちらでは、どのドメイン業者で独自ドメインを保有したら良いのか?他社への移管を考えたほうが良いのか?など、各業者の更新料金を比較してみました。

目次

ドメイン料金の値上がりがすごい!

今年から、大手のドメイン業者(GMOグループ)が契約更新に際し、10~20%の「サービス維持調整費」を上乗せするようになり、他社もそれに引っ張られるようにドメイン価格(更新料)が爆上がりしています。

ドメイン所有が10個ほどならまだ目をつぶっていられますが、これが数十個、100~200個と増えてくると、そうは言ってられません。

ここで、ここ10年ほどでどれぐらいドメイン更新料金が上がったのか調べてみました。

下記は、「ムームードメイン」で取得したある「.com」ドメインの更新料金の変遷です。

取得した際は500円で仕入れており、2016年までは900円台でわりと安定していました。

ムームードメイン 更新料

ここから値上がりしても、緩やかな値上げだろうな~と当時は考えていましたが、上記の画像では2017年に400円も爆上がりしています。

(※値上がり前に2~3年ほど先払いしているので、実際に爆上がりしたのは2015年2月頃になります。)

そこからも少しずつ値上がりし、今年(2023年)は「サービス維持調整費」が加算され、「1,728円」という更新料になっています。

2016年(実際には2014年)の価格の「1.74倍」という結果になっています。

ドメインの値上げは止まらない?

ドメイン料金が900円台とわりと安定していた頃、ドメイン業者として有名なのは「バリュードメイン」と「ムームードメイン」でした。

その後、「GMOグループ」の「お名前.com」が急速にシェアを拡大していきます。

「ムームードメイン」を運営していた「paperboy&co.」は、2004年頃「グローバルメディアオンライン(現 GMOインターネット)」からの増資を受けて「GMOグループ」傘下になっています。

ですが、「ムームードメイン」もまだ独自の運営をしており、「ムームードメイン」「バリュードメイン」両社とも「エックスサーバー」や「さくらサーバー」のドメインに比べると値段も2割ほど安かったので、個人的に保有しているドメインの殆どは「バリュードメイン」と「ムームードメイン」で取得していました。

ところが、2013年には「バリュードメイン」も「GMO」に買収され、「お名前.com」「バリュードメイン」「ムームードメイン」というドメイン3大業者は、全て「GMOグループ」になってしまいます。

このころから、ドメインが年々値上がりしていくのではないかという動きを感じるようになってきました。

また、上記の画像から、ムームードメインのドメイン更新料が急激に値上がりしたのは2017年(実際には2015年2月頃)になります。

この急激な値上げの理由は、卸値の値上げ&ドル円相場によるものです。

2012年初頭のドル円相場は77円、2013年初頭には87円になり、2014年初頭に102円と100円台に上昇し、2015年初頭には120円になっています。

「.com」などのドメインの卸値はドル建てなので、日本円での値付けはどうしてもドル円相場に影響されます。

卸値の値上げもあり、さらに2010~2013年頃の100円以下の円高相場に戻るのは難しいと見たドメイン業者が、一斉に値上げに向かったのです。

そして、「バリュードメイン」や「ムームードメイン」も「GMOグループ」なので、「お名前.com」の値動きに連動するのは致し方ないでしょう。

また、これからしばらくは円安基調で推移するものと思われるし、政府もインフレ基調に誘導していることもあり、ドメイン料金も少しづつ値上げに向かうでしょう。

ということで、どのドメイン業者でドメインを保有するのが一番有利なのか考えてみました。

ドメインは取得料金よりも更新料を調べる事が大事?

これだけドメイン価格が高騰すると、やはりコストを減らすことを考える必要があります。

ドメインを取得する際に考えるのは、どうしても取得料金が安い業者に目が行きがちになります。

そして、各ドメイン業者は、顧客獲得のために頻繁にドメイン取得料金のキャンペーンを打ち出します。

業者によっては、取得料金をほぼ無料の1円などで設定して、顧客の囲い込みを図ります。

また、最近は他社からの移管を促すために、かなり有利な条件を提供するキャンペーンを行ったりします。

しかし、ドメインを一度取得すると、やはり長期間で保有することが多くなります。

また、通常日本の業者は「Whois情報公開代行料金」を無料でサービスする業者が多いですが、海外のドメイン業者では「Whois情報公開代行料金(Privacy Protection)」として別途請求(10~15ドル)されます。

ということで、重要なのは取得料金や移管料金よりも「その後の実際の更新料金がいくらなのか?」「Whois情報公開代行料金はいくらなのか?」が重要になってきます。

主要ドメイン業者の更新料金を比較

ドメインを取得したらそこで終わりではなく、そこからが始まりです。

スパム的な利用をするために、ほぼ無料の取得料金のときに大量にドメインを取得し、次の更新時にドメインを手放す人や業者もいますが、ほとんどの方は一度取得したドメインは長期保有するはずです。

ですから、ドメインを取得する際に重要なのは、なるべく更新料金がコスト高にならない業者を選ぶことです。

そこで、ある程度名前の知られているドメイン業者を選び、主要と言われるドメインの更新料金を調べて比較してみました。

※2023年9月時点の価格

スクロールできます
ドメイン名.com.net.biz.jp(日本語).orgwhois代行
お名前.com
①1,704円
②1,664円
③1,624円
④1,557円
①1,970円
②1,930円
③1,890円
④1,823円
①2,103円
②2,076円
③2,050円
④1,970円
①1,584円
②1,571円
③1,557円
④1,544円
①3,780円
②3,767円
③3,753円
④3,740円
①1,970円
②1,930円
③1,890円
④1,823円
お名前での取得:無料
*他社からの移管:有料
1,078円/年
Xserverドメイン
1,428円1,670円1,791円1,298円3,102円1,670円無料
バリュードメイン
(1)1,827円
(2)1,737円
(3)1,538円
(1)1,970円
(2)1,837円
(3)1,797円
(1)2,103円
(2)2,077円
(3)2,036円
(1)1,584円
(2) –
(3) –
(1)3,780円
(2)3,567円
(3)3,234円
(1)1,970円
(2)1,931円
(3)1,863円
無料
ムームードメイン
2,091円1,970円2,103円1,837円4,046円2,236円無料
スタードメイン
1,780円1,921円2,051円1,300円3,100円2,181円無料
FC2ドメイン1,080円1,340円1,730円2,780円2,780円1,340円無料
ゴンベエドメイン
2,200円2,310円2,948円3,124円3,124円2,310円有料:1,100円(税込)
さくらのドメイン2,790円2,708円3,340円日本語ドメイン非対応3,982円2,493円無料
登録者情報は表示(住所・名前等)
上記以外はさくら情報を表示

※「お名前.com」「ムームードメイン」「バリュードメイン」の価格には、2023年5月のサービス維持調整費(18.50%)が含まれています。
尚、サービス維持調整費は市場動向に応じて随時(1~3ヵ月ごと)見直されます。

※お名前.comは、総所有ドメイン数で料金が変わります。
①1~4個所有、②5~10個所有、③11~30個所有、④31個以上所有

※バリュードメインは、総所有ドメイン数で料金が変わります。
(1)1~14個所有、(2)15~99個所有、(3)100個以上所有

意外だったのは、「さくらインターネットサーバー」では日本語ドメインの設定は可能ですが、「さくらのドメイン」ではドメイン取得検索自体出来ませんでした。(Punycodeに変換して検索しても不可でした。)

どのドメイン業者がオススメなの?

上記の表で比較すると、「FC2ドメイン」がダントツで安く、次に安いのが「Xserverドメイン」になります。

「.com」と「.net」をメインにしている方なら、「スタードメイン」もわりとコスパが良いかもしれません。(2023年9月1日から値上がりしました。)

「GMOグループ」の「お名前.com」「ムームードメイン」「バリュードメイン」は、全般的に高いことがわかります。

また、「GMOグループ」のドメインは、サービス維持調整費が1~3ヶ月毎に変更されるので、ドメイン料金も変わります

そして、ドメイン業者の最大手である「お名前.com」には大きな欠点があります。

それは、他社からドメインを「お名前.com」に移管した場合、毎年「Whois情報代行料金」が別途「1,078円」かかることです。

新規で「お名前.com」にてドメインを取得すれば無料になりますが、ドメイン移管だと必ず料金がかかります。

ということで、他社からの移管先で「お名前.com」を選択することは困難になります。

そこで、料金だけで比較するなら「FC2ドメイン」にすべきですが、「アダルト動画」や「著作権違反の動画」など何かと問題が多いので、積極的にオススメすることは出来ません。

ですが、その点はあまり気にしないで、コストだけを重視するという方なら「FC2ドメイン」が良いでしょう。

個人的に一番オススメなのは、レンタルサーバーでも人気が高い「Xserverドメイン」になります。

安定しているしコスト的にも利用しやすいレンタルサーバー「エックスサーバー」と「Xserverドメイン」は運営元が一緒なので、親和性も高くなります。

「Xserverドメイン」は、「Whois情報代行料金」も無料(移管したドメインも含む)になります。

残念なことに、2023年9月以降、Xサーバー・ドメインの料金が改定され「.comドメイン」に関しては130円ほど値上がりしていますが、価格に関してはGMOよりもまだ優位性があります。

スタードメインはネットオウルが運営しており、現在ネットオウルはエックスサーバー株式会社の傘下です。

Xサーバー・ドメインのレジストラもスタードメインと同じネットオウルですが、ドメイン料金はなぜかXサーバー・ドメインの方が断然安いです。

ですから、スタードメインでドメイン取得を考えているのであれば、Xサーバー・ドメインで取得する方がいいでしょう。

「Xserverドメイン」では、「2023年4月21日 12:00~2023年6月16日 17:00」の期間で限定キャンペーンを行っており、「.com」「.net」「(ローマ字).jp」「.info」「.org」「.biz」が、各5個づつ「1円」という驚きの料金で移管が出来ます。

移管と同時に1年間の期限が延長されるので、実質「1円」で移管&1年更新ができるのです。

これらの期間限定キャンペーンは随時開催されているので、今回見逃したとしてもまたチャンスが巡ってくるはずです。

今回、実際にこの「1円」キャンペーンを利用して、「お名前.com」や「ムームードメイン」、コスト高で悩んでいた「海外のドメイン業者」などから「Xserverドメイン」へド「メイン移管」を試してみました。

ドメイン移管は難しくて面倒だとこれまでずっと思いこんでいましたが、いざ実行してみたら思ったより非常に簡単だった事がわかりました。

下記のページでは、ドメイン移管の手順などを詳しく説明しています。

まとめ

ブログ運営などをしていると、独自ドメインを取得しるという機会も多くなります。

そして長年続けていると、取得した独自ドメインの数もそれなりに増えてきます。

ここ数年でドメイン価格が高騰しており、数多くのドメインを所有している個人や会社にとって、コスト高は悩みのタネになっています。

そこで、こちらでは、現在ドメインを保管しているドメイン業者でそのまま保有している方が良いのか?他社への移管を考えた方が良いのか?など、実際にかかるコストを調べ業者ごとに比較してみました。

ドメインを他社へ移管しようかどうか考えている方の参考になれば幸いです。

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