情熱大陸、今回のテーマは「幻の布団」
極上の眠りを届けるために奮闘する布団職人の「丹羽正行」さん「丹羽拓也」さん親子が、今回取り上げられています。
昔は布団と言えば木綿布団だったし、江戸時代には現代の価値で超高級車が買えるほどの高級品だったそうです。
次回の #情熱大陸 は
10月9日(日)よる11時〜放送布団職人/丹羽正行・拓也
t.coピックアップhttps://twitter.com/jounetsu/status/1576581519241535490/video/1https://t.co/DDrspG4GWa— 情熱大陸 (@jounetsu) October 2, 2022
丹羽ふとん店について
丹羽さん親子が働いているのは、名古屋市に店を構える「丹羽ふとん店」です。
「丹羽ふとん店」は、創業64年の老舗のふとん屋さんで、「丹羽正行」さんはお店の4代目、息子の「丹羽拓也」さんが5代目になります。
温かい布団と言えば、「羽毛布団」が直ぐに頭に浮かびますが、彼らが作っている布団は「羽毛布団」ではなく「木綿布団」になります。
彼らが作る布団は、誰もが「雲の上にいるよう」と表現するほど、極上の眠りを届ける布団なのです。
全国の布団職人が競う「技能コンテスト」では、親子2代にわたって日本一に輝いています。
父親の「正行」さんは、1986年技能グランプリで優勝し同時に内閣総理大臣賞を受賞しており、これは寝具業界初の快挙だったそうです。
子供の「拓也」さんも、仕事を初めて7年目に父と同じく技能グランプリで優勝したそうです。
彼らの作る布団は、フワフワと気持ちよく吸い込まれるような肌触りだという。
取材時点で、お客さんに対して3~4年待ちと答えていましたが、彼らの布団は予約5年待ちの「幻の布団」と言われています。
親子2人だけで作っているので、これ以上は早く出来ないそうです。
5年待っても手に入れたいという言う人が大勢いるということは、それだけ質が良いという証なのではないでしょうか?
半生を木綿とともに過ごしてきた父親の「丹羽正行」さんの朝の日課は、近くで鉢植えして育てている木綿の木に水やりをすることです。
そこから採れた木綿を材料としているわけではないですが、感謝を込めて育てているようです。
木綿布団の材料や製造過程
綿自体は、インドやメキシコ、ペルーなどから輸入された綿を使用します。
この日業者から届いた綿は、インドからの木綿でした。
産地によって質は違い、それぞれに硬さが違うため、組み合わせによって寝心地も変わってくるようです。
まず、様々な綿を組み合わせることによって理想の硬さになる配合を決め、それを機械でほぐしながら混ぜ合わせます。
その後、混ぜ合わさった綿をプレスすることで、程よく空気を含んだ綿のシートが出来上がります。
そのシートが、木綿布団を作る上でのパーツとなります。
彼らのように、原料の加工段階から手掛けているふとん店は、今では数少ないそうです。
なぜ木綿を使うのか?
赤ちゃんを含め自分たちが直接身につける衣類は、質の高さや着心地からやはり木綿が多いですよね?
ですから、木綿は人にとって一番良い素材なのではないかというのが、彼らの考えなのです。
最近は、ユニクロのヒートテックなどの化学繊維で作られた衣類を着る人も多いですが、やはり着心地や安心感を考えると、やはり木綿が一番良いという人も多いですね。
ということで、体にすんなり馴染む木綿を布団に利用するという考え方は、ごく自然なのかもしれません。
布団作りは2人の共同作業
親子が作業時に身につけているのは、白のTシャツにベージュのパンツ。
その理由は、綿のホコリが目立たないためだそうです。
作業は、シート状に出来上がった綿を、幾重にも重ねていくことから始まります。
単に重ね合わせるだけではなく、布団の中心が盛り上がるように、微妙に工夫をして重ね合わせていきます。
一通り重ね合わせたら、四隅を折り曲げるて作る「角づくり」を行い、しっかりと固く尖らせていきます。
保温効果を高めるため、シートの上にちぎった綿を並べていきます。
仕上げに、蜘蛛の巣のような極薄の絹で全体を包み込み形を整えます。
すると、毛羽立ちが無くなる効果が出て、布団を保護するそうです。
生地に包んだ後、生地と綿をしっかりと止める「とじ」を行い、最後の仕上げを済ませます。
ここまで一つの布団を作り上げるのに、およそ2時間かかります。
ですので、親子2人で作り上げる布団の枚数には限りがあるのです。
その後、綿を乾燥させるために布団は天日干しされ、一層ふくよかさが増します。
幻の布団の値段
「丹羽ふとん店」で売られている「幻の布団」などの各商品の値段は、下記の通りです。
敷き布団 | \33,000~(税込) |
---|---|
掛け布団 | \31,900~(税込) |
手引き真綿布団 | \121,000~(税込) |
そば殻綿まくら | \12,100(税込) |
そば殻ごろねまくら | \5,500~(税込) |
お昼寝ふとん | \23,100~(税込) |
幻の布団の購入方法
「丹羽ふとん店」で売られている「幻の布団」の購入方法は、電話注文のみ(2022年10月時点)になっているようです。
質問などは、公式ホームページからの「問い合わせ」から聞くことができるようです。
但し、公式ホームページに下記のような「お知らせ」がありました。
丹羽ふとん店では、商品のサイズ・心地をご依頼されてからの完全受注生産で行っています。
1日で製作できるふとんの枚数は3枚程度であり、現在木綿ふとんは2016年~2017年のご注文を仕立てております。その為予約を停止させて頂いております。
なお予約の再開は決まっておりませんが、再開時はウェブサイトにてお知らせいたします。
ご迷惑をお掛けしますが、ご了承下さいますよう、お願い致します。引用元:丹羽ふとん店HP
と、上記のように「お知らせ」が記載されていました。
ということで、現在予約は受け付けていないようです。
予約の再開を待つしかないので、気になる方は定期的に公式サイトをチェックするしかなさそうです。
5年も待っていられない!今直ぐ布団がほしいという方はこちら!
値段も手頃な「綿わた掛ふとん」です。
幻の布団の販売店概要
幻の布団の「丹羽ふとん店」の概要は、下記になります。
【店名】:丹羽ふとん店
【住所】:
〒456-0065
名古屋市熱田区河田町116
【TEL&FAX】:052-671-6473
【営業時間】:9:00~18:00
【定休日】:日曜・祝日定休
まもなく夜11時からは #情熱大陸
布団職人/丹羽正行・丹羽拓也
熟練した技術を次世代に繋ぐ父と、
伝統を活かした新しいモノづくりを模索する息子。お互いを信頼し高め合う、日本一の職人親子を追う!#mbs #jounetsu #布団職人 #丹羽正行 #丹羽拓也 #丹羽ふとん店 #職人 pic.twitter.com/xsXQc5wVht
— 情熱大陸 (@jounetsu) October 9, 2022
地図は下記になります。
まとめ
2022年10月9日(日)情熱大陸では、今回のテーマは予約5年待ちと言われる「幻の布団」を作っている「丹羽ふとん店」が取り上げられています。
こちらでは、番組内容だけでなく、「丹羽ふとん店」の概要、職人の丹羽さん親子による「幻の布団」の製造作業内容、木綿を使う理由などをご紹介しています。
また、「幻の布団」の購入方法や、各種布団の値段なども併せてご紹介しています。
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