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情熱大陸/河岡義裕 新型コロナと闘うウイルス学者が伝えたい事

情熱大陸 ウイルス学者

政府の緊急事態宣言が出てから約1週間経ちますが、新型コロナウイルスの感染拡大に陰りは見られず、特に東京を中心に高水準の感染者数増加になっています。

細菌のニュースで気になるのは、あまり若い人は感染しないというこれまでの定説は覆されつつあり、NYやヨーロッパで若い人が罹患したり亡くなるケースが増えており、日本でも30代以下の感染者が目立って増加していると言うことです。

 

また、若い人の感染者の特徴として、「どこで感染したかよくわからない」というのも問題になっているようです。

一般的に若い人は行動範囲が広く、知らないうちに感染し、無症状のまま街に繰り出し、今度は自分が知らないうちに感染させているという状況が、ニューヨークやヨーロッパでの感染拡大の原因の一つにもなっているようです。

同じように、日本でも感染経路不明の若者の感染者増加が顕著になっているようです。

ウイルス学者 河岡義裕教授の学歴・経歴

4月12日(日)のTBS系列の番組「情熱大陸」で、ウイルス学の世界的権威である河岡義裕教授が取り上げられていました。

世界中がウイルスの恐怖と戦っている中で、このような専門家の地道な努力がどれだけ解決に繋がっていくのか、今回この番組を見たことで実感できました。

まず、河岡義裕教授の事を調べてみました。

 

河岡義裕教授の学歴・経歴は下記になります。

  • 昭和53年(1978年)
    北海道大学獣医学部卒業、獣医師免許取得
  • 昭和55年(1980年)
    同大学院修士課程修了
    鳥取大学農学部獣医微生物学講座助手
  • 昭和58年(1983年)
    獣医学博士(北海道大学)取得
    St. Jude Children’s Research Hospital, Tennessee, Postdoctoral fellow.
  • 昭和60年(1985年)
    St. Jude Children’s Research Hospital, Tennessee, Assistant Member (助教授研究員)
  • 平成元年(1989年)
    St. Jude Children’s Research Hospital, Tennessee, Associate Member (准教授研究員)
  • 平成8年(1996年)
    St. Jude Children’s Research Hospital, Tennessee, Member (教授研究員)
  • 平成9年(1997年)
    ウイスコンシン大学獣医学部教授
  • 平成11年(1999年)
    東京大学医科学研究所 細菌感染研究部教授
  • 平成12年(2000年)
    東京大学医科学研究所 感染・免疫部門
    ウイルス感染研究分野教授
  • 平成16年(2004年)
    北海道大学創成科学研究機構 客員教授
  • 平成17(2005年)年
    東京大学医科学研究所 感染症国際研究センター長
  • 平成17年(2005年)
    理化学研究所 客員主管研究員
  • 平成22年(2010年)
    京都大学客員教授
  • 現在に至る

ウイルス学者 河岡義裕教授の受賞歴

河岡義裕教授の受賞歴は、下記になります。

  • 平成3年(1991年)
    日本獣医学会賞
    「鳥類インフルエンザウイルスの病原性に関する分子生物学的研究」
  • 平成14年(2002年)
    2002年 野口英世記念医学賞
    「エマージングウイルスの分子生物学的研究)」
  • 平成18年(2006年)
    文部科学大臣表彰 科学技術賞(研究部門)
    「インフルエンザウイルス人工合成の研究」
  • 平成18年(2006年)
    ロベルトコッホ賞
    「Generation of influenza virus from cloned cDNA」
  • 平成19年(2007年)
    武田医学賞
    「新型インフルエンザウイルスの制圧に関する研究」
  • 平成22年(2010年)
    日本農学賞・読売農学賞
    「インフルエンザウイルスの人工合成法を用いた
  • 平成22年(2010年)
    高峰記念第一三共賞
    「インフルエンザ制圧に関する研究」
  • 平成23年(2011年)
    内藤記念科学振興賞
    「インフルエンザ制圧に関する研究」
  • 平成23年(2011年)
    紫綬褒章
  • 平成25年(2013年)
    米国科学アカデミー外国人会員

過去にも河岡義裕教授を取材

情熱大陸では、過去にも河岡義裕教授を取材していました。

それは、2005年11月27日に放送されたドキュメンタリーで、今回の番組内でもその際にアフリカでコウモリの血液を採取するシーンが出てきています。

その時のインタビューで、河岡義裕教授は、ウイルスの怖さについて述べており、まるで今回の新型コロナウイルスの事を予見していたかのような内容でした。

 

河岡義裕教授は、「ウイルスが流行ると経済は麻痺し、株価は急落し、社会全体が機能しなくなる。」というような事を述べています。

現在の状況を、ほぼ言い当てていますね…

河岡教授曰く「日本人は幻想を抱いている」

現在、河岡義裕教授は、政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議のメンバーとして、新型コロナウイルスに対する提言を行っています。

また、現在在籍する東京大学医科学研究所にて、新型コロナのワクチン開発にも取り組んでいます。

今回の取材でも、研究所の中で河岡義裕教授や研究チームの方々が、新型コロナウイルスの解明を行うために奮闘する姿が撮影されています。

 

そして、政府の専門家会議のメンバーであるためか、「今回の取材におけるすべての発言は、あくまで個人の意見である。(専門家会議の公式見解ではない。)」と前置きしながらインタビューに応じています

 

今回のインタビューの中で、河岡義裕教授がおっしゃったことで、印象に残った言葉の一つが下記になります。

下記は、緊急事態宣言の前(3月24日)にインタビューを行っています。

「ロックダウン(首都封鎖)の可能性はぜんぜんありますよ。

こんな調子でやっていると。」

 

「だってこれ、(生活が)元に戻っているので。

元に戻っているってどういうことかと言うと、海外と同じことをやっているということ。流行前の。」

 

「日本は負けないぞ、みたいな幻想を日本人はみんな抱いている。」

だって、あのグラフを見て、各国がものすごく数が増えているのに、日本だけ低いじゃないですか。」

 

「日本はこれで行けるんだみたいな幻想があるんですよ。それ大間違い。」

「だってウイルスは人を選ばない。」

出典元:情熱大陸 2020年4月12日放送「ウイルス学者・河岡義裕」

緊急事態宣言が出ているというのに、近所のスーパーマーケットの混雑ぶりは、普段と全く変わりません。

家族全員で買い物に来ている家族も多いですし、商品を手に取り商品について「ああだ、こうだ」と言い争いをしている老夫婦もいます。

 

新型コロナウィルスと闘う前に、「食料の購入は家族の代表者が1人で来る。」「無駄話をしないで、買うもの買ったら直ぐ帰る。」というような姿勢は、大事なのではないでしょうか?

「新型コロナ慣れ」というか、「自分は絶対大丈夫!」というように、世の中で起こっていることはまるで他人事のように考えている人が多いのではないでしょうか?

河岡教授曰く「感染症は防げる」

河岡義裕教授は、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議のメンバーとして、またウイルス学者として、新型コロナウイルスのメカニズムを一刻も早く解明するよう、研究チームとともに日々戦っています。

河岡義裕教授のインタビューの中の、下記の言葉も印象に残っています。

「マジでヤバいんだけど、(新型コロナウイルスは)これ、防げるんですよ。」

それを一般の人たちにちゃんと分かってもらうようにするのが、われわれの使命だと。

出典元:情熱大陸 2020年4月12日放送「ウイルス学者・河岡義裕」

 

そして、このようにも述べています。

「感染症って病原体に触れなければ感染しないからすごく簡単。」

出典元:情熱大陸 2020年4月12日放送「ウイルス学者・河岡義裕」

要するに、「自分の身を、感染の可能性がある場所から、なるべく離れた場所に置く事」が、まず私達が出来る一番大事な事だと言うことではないでしょうか?

 

厚生労働省の「家庭内でご注意いただきたいこと 8つのポイント 」にも、新型コロナウイルスの感染を避けるために、誰でも出来る注意事が書かれています。

河岡義裕教授がおっしゃっているように、基本的には「病原体に触れない、病原体を避けるために、普段の生活の中で気をつけて行う事」が書かれています。

普段の生活の中で、厚生労働省が注意喚起しているような事を行っていれば、「新型コロナウイルスに感染するリスクを限りなく小さく出来る」と言うことだと思います。

ウイルスとの戦いは長期戦

今回のインタビューの途中では、ウイルスの実験動物を何にするか調べている中で、ハムスターが人間の症状と極めて近い症状を発症していることがわかり、「実験動物を何にするか?」と言う最初の答えが見えてきたようです。

実験動物が決まれば、薬やワクチン開発の足がかりになるので、インタビュー中はほとんど冷静だった教授も、少し興奮気味でした。

ですが、新型コロナウイルスとの戦いは、今始まったばかりです。

 

そして、下記のような気になることも述べていました。

(新型コロナウイルスとの戦いは)

「長期戦になることは確か、年単位の長期戦になることは確か」

出典元:情熱大陸 2020年4月12日放送「ウイルス学者・河岡義裕」

 

通常ワクチンを開発するには数年かかるとも言われていますし、新型コロナウイルスとの戦いは、2~3ヶ月で収束するとは限らないと言うことですね。

一旦収束したとしても、インフルエンザのようにまた形を変えて、新たに拡がる可能性もあるし、人類はこの新たな敵と暫くは戦って行く必要があるということでしょう。

情熱大陸「ウイルス学者・河岡義裕」みんなの反応

まとめ

河岡義裕教授が、インタビューの最後の方で、タクシーの中でおっしゃっていたことが、非常に印象に残っています。

「歴史は繰り返す、じゃないですけど、あんまり変わらないんですよね。

パンデミックにしろ、流行にしろパターンは決まっているので

それは、100年前のスペイン風邪のときもそうだし」

 

「(人間も)あんまり変わっていない。中身が一緒なのでそんな変われないんですね。行動も。 」

出典元:情熱大陸 2020年4月12日放送「ウイルス学者・河岡義裕」

 

「情けないのは100年たってもやっていることは『(感染を防止するには)人に近づかない(ようにする事)』で…

『それか』みたいなこと。

医学が100年もがんばって(それか)…」

出典元:情熱大陸 2020年3月24日放送「ウイルス学者・河岡義裕」

 

最後に、テレビディレクターの「希望はありますか?」という質問に対して、教授が答えます。

「いや、希望はあります。これは我々みんなが行動自粛をすれば必ず流行は収まります」

出典元:情熱大陸 2020年3月24日放送「ウイルス学者・河岡義裕」

 

病院で戦っているお医者さんや看護師さんだけではなく、河岡義裕教授のようにウイルスの解明やワクチンの開発に頑張っている人達がたくさんいます。

私達も、コロナ慣れして油断している場合じゃなく、一人ひとりがもう少し気をつけて行動する必要がありますよね?

その行動が、新型コロナウイルスの感染拡大を収めることにもなるので…

 

今回の『情熱大陸4月12日放送分「ウイルス学者・河岡義裕」』は、「MBS 動画イズム」にて、「2020年04月19日 22:59」まで無料放送されています。

興味のある方は是非!

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