こちらでは、お勧め動画サービス7社に関して、料金・品揃え・サービスなどを独自に調査し、それぞれのメリット・デメリットをあげてみました。
また、各社のメリット・デメリットを比較した上で、それぞれの動画サービスをお勧めしたい人やお勧めしない人の特徴も考えてみました。
定額制動画配信サービス(SVOD)を契約する際の、ご参考になれば幸いです。
目次
比較した動画サービス7社について
下記が、比較した定額制動画配信サービス7社になります。
尚、記載順は順不同です。
- U-NEXT
- Hulu
- Amazonプライムビデオ
- dTV
- Netflix
- FODプレミアム
- dアニメストア
サービス名 | 月額料金(税込) | コンテンツ数 | 画質 | 無料期間 |
---|---|---|---|---|
U-NEXT | 2,189円 | 14万本(見放題動画) 2019年12月時点 |
フルHD/4K | 31日間 |
Hulu | 1,026円 | 6万本以上 | SD/HD/フルHD | 14日間 |
Amazonプライム | 500円 (年会費4900円) |
約1万本 | SD/HD/4K | 30日間 |
dTV | 550円 | 非公開 | SD/HD/4K | 31日間 |
Netflix | ベーシック(SD)990円 スタンダード(HD)1,490円 プレミアム(4K)1,980円 |
5000本?(非公開) | SD/HD/4K | 30日間 |
FODプレミアム | 976円 | 3万本以上 | SD/HD | 2週間 |
dアニメストア | 440円 | 3000本以上 | SD/HD/フルHD | 31日間 |
お勧め動画サービスU-NEXTについて
「U-NEXT」は、現在はヤフーの子会社となっている無料動画配信「Gyao」から始まっています。
「Gyao」を立ち上げた宇野康秀さんによって、「GyaO」をテレビで視聴することができる専用端末ギャオプラスが発売され、 ギャオプラスを利用したテレビ向け定額見放題動画配信サービス「GyaO NEXT」がサービスを開始した事が、「U-NEXT」へと繋がっています。
「U-NEXT」は、「株式会社USEN-NEXT HOLDINGS」の子会社として順調に会員数を伸ばしており、「株式会社USEN-NEXT HOLDINGS」の「2019年8月期決算説明資料」によると、定額動画配信サービス(SVOD)のシェアでは、dTV・Huluに次ぐ第3位の11.1%を占めています。
映画やドラマ、アニメの名作はもちろん、最新作も充実しており、170000本以上ものコンテンツ数を揃えた、日本の定額動画配信サービスのリーダー的存在でもあります。
U-NEXTのメリット
- 見放題コンテンツ数は14万本、 動画レンタルは3万本と他社に比べて多い
- 洋画/邦画、海外ドラマ、韓流/アジアドラマ、国内ドラマ、アニメ、キッズなど、ジャンルがバラエティに富んでいる
- 他の動画配信サービスでは対応していないアダルト作品も見れる
- 見放題作品だけでなく、最新作レンタル作品も豊富で、配信のタイミングも早い
- アニメの作品が多い
- 初めて申し込む人は、31日間無料視聴が出来る
- FOXチャンネルを配信している
- フルHD画質や4Kにも対応している
- 1契約で、親アカウント1つ+子アカウント3つの合計4アカウントまで作成可能
(動画の再生は、1アカウントに付き1画面まで) - アカウントが別なら同時視聴も可能
(※同じ動画の同時視聴は不可) - 料金は高いが、家族皆んなで利用する方には割安感がある
- 対応デバイスが多い
- 倍速再生機能がある
- デバイスにダウンロードできる
- ダウンロードできる動画本数に制限はない
(ダウンロードした作品の視聴時間は最長で48時間) - ダウンロードした作品をオフライン再生出来る
- 毎月1,200円分のポイント付与がある(有効期限:発行日から90日間)
- 70誌以上の雑誌が読み放題で、無料の漫画も多い
- 電子書籍は42万冊以上の品揃えで、電子書籍のポイント購入も可能
- ポイント以外でのレンタル&購入支払いで、最大40%還元
(決済した32日後にポイントバック) - 公開中の映画館でもポイント利用が可能
(全国のイオンシネマ、松竹系、ユナイテッドシネマ、109シネマズ、KINEZO)
U-NEXTのデメリット
- 月額料金が高い
- 全てが見放題ではない
(見放題作品は8万本以上) - 新作映画は基本的に有料で、レンタル料金は高い
- 韓流系作品が少ない
- 海外ドラマジャンルは、HuluやNetflixなどに比べると、見放題・レンタルともに弱い
- ポイントには有効期限があるので、使わないと損をする
- 同一作品の同時視聴は不可
- 4K&ドルビー対応作品は、まだまだ少ない
- 解約方法がわかりにくい
- ダウンロード可能なデバイスはスマホ、タブレットのみで、PCは不可
- ダウンロードした作品の視聴時間は最長で48時間と短い
U-NEXTはこんな人にお勧め
- 家族で共有して利用したい人
- 色々なジャンルを見たい人
- 成人向けの映画を見たい人
- アニメを中心に見たい人
- FOXチャンネルを見たい人
- ダウンロードして暇な時間に見たい人
- キレイな画質で見たい人
- ダウンロードできる本数に上限がないため、数多くダウンロードしたい人
(但し、最長48時間なので、そんなに数多くダウンロードしてもあまり意味がない)
U-NEXTをあまりお勧めしない人
- 動画サービスにあまりお金をかけたくない人
- 見放題だけで、レンタルはしないという人
- 海外ドラマを中心に見たい人
- 韓流/アジアのドラマを見たい人
- ポイントを利用しないので、その分安くして欲しいと思っている人
- PCにもダウンロードしたい人
お勧め動画サービスHuluについて
「Hulu」は、ウォルト・ディズニー・カンパニー傘下で、2008年からサービスを開始している、60000本以上のドラマ・映画・バラエティ・アニメなどの動画が、 いつでもどこでもすべて見放題の動画配信サービス
日本でも、世界に先駆けて2011年8月31日からサービスを開始していますが、当時の日本では地上波によるサービスが充実していたため、SVOD(加入ベースのビデオ・オン・デマンド)事業としては苦戦が続き、2014年には日本の事業は日本テレビ放送網へ売却されています。
日本テレビの傘下になったため、それまでのサービスの低下が起こるのではないかという杞憂が有りましたが、日本でも急速にSVODが普及したたため、事業としても黒字化に転換しています。
一時的に有料会員数が減少しましたが、日本でのSVODの先駆けとして順調に会員数も伸びており、2018年後期には有料会員数も200万人を突破しています。
Huluのメリット
- 定額で全作品が見放題
※2020年6月10日より都度課金も開始 - 国内外のドラマが充実しており、配信も早い
- 邦画の数も充実している
- 初めて申し込む人は、14日間無料視聴が出来る
- FOXチャンネルを配信している
- 新作アニメの見逃し配信数が多い
- 日本事業は日本テレビの子会社が運営しているので、日テレ系作品が強い
(見逃し配信や過去の作品など多数) - 一つのアカウントで複数の機器を利用可能(同時視聴は不可)
- マルチプロフィールは最大6人分のプロフィールを作成可能
- リアルタイム配信があるので、スケジュールを組みやすい
- 新作アニメの見逃し配信数が多い
- スマホ/タブレットにダウンロードできる
(ダウンロードした作品の視聴期限は30日で、視聴開始後は48時間以内) - 1アカウントにつき最大2台の機器、合計25本までダウンロードが可能
- ダウンロードした作品をオフライン再生出来る
- 支払い方法の選択肢が多い
- マイリスト機能が便利
- 画質をSD画質から降るHDまでの4つから選択できる
- ソフトバンクの「ウルトラギガモンスター+」なら、Huluのデータ通信が使い放題
- PCとスマホの再生が連動している
(例:PCで途中まで見ていた作品の残りをスマホで再生可能)
Huluのデメリット
- 韓流や中国ドラマは少ない
- 配信期限があり、終了アナウンスが不親切なため、作品を見逃すことが多い
- 無料視聴期間は、他社に比べると短い(2週間)
- 契約プランが一つしか無いので、選択肢がない
- 倍速再生が出来ない
- 一部、吹替版がない場合もある。
- 4Kには未対応
- サラウンド機能には未対応
- ダウンロード出来る上限が25本と、Netflixの100本に比べると少ない
- ダウンロードできるデバイスはスマホ・タブレットのみ
(NetflixはWindowsでもダウンロード可能) - ドラマの全シーズンを見れないことがある
(例:シーズン5まであるのに、最初の1~2シーズンは配信していない) - 同時視聴は機能的には可能だが、利用規約違反になる
「Hulu利用規約」によると、
「2つ以上のデバイスを同時に用いて、ストリーミングによって本コンテンツを視聴することはできません。」とあります。
Huluはこんな人にお勧め
- 最新の海外ドラマを一足先に見たい人
- 最新映画を早く見たい人
※2020年6月10日より都度課金も開始 - 国内ドラマが好きな人
- 邦画をたくさん見たい人
- 新作アニメをよく見たい人
- 日テレオンデマンドの番組が見たい人
- FOXチャンネルを見たい人
- レンタルには興味がなく完全見放題で楽しみたい人
- ダウンロードして通勤時間などの暇な時間に見たい人
- 同時視聴はできないが、複数のデバイスを持っていてシーンによって使い分けたい人
- 再生していない作品の視聴期限が30日間と長いので、映画やドラマを出先でまとめて一気に見たい人
Huluをあまりお勧めしない人
- 海外ドラマより洋画の方が見たい人
- 国内ドラマには興味がない人
- 日テレ系の番組には興味がない人
- 韓流/アジアのドラマを見たい人
- 無料視聴期間が2週間では短いと思う人
- プランを色々検討したい人
- とにかくデバイスに数多くダウンロードしたい人(上限:1デバイス25本まで)
- WindowsPCにダウンロードしたい人
お勧め動画サービスAmazonプライムビデオについて
「Amazonプライムビデオ」は、ご存知「Amazon」が提供している動画配信サービスです。
専門のサービスと言うよりも、「Amazonプライム会員」に対して提供しているサービスの一部なので、「Amazonプライムビデオ」だけではなく様々な特典を利用できるのが特徴です。
ということで、「Amazonプライムビデオ」を見るには、「Amazonプライム会員」への入会が必要になります。
HuluやNetflix、U-NEXTなどの専門の動画配信サービスに比べるとコンテンツ数は劣りますが、月払いだと500円、年会費だと4,900円(月額換算:408円)で配送無料を含む様々な特典を利用できるので、他の動画配信サービスとの併用契約は有りだと思います。
Amazonプライムビデオのメリット
- 年会費は4,900円と、他社に比べて格段に安い
(月額制も500円と格安だが、年会費の方がよりコスパが良い) - 海外ドラマや国内ドラマ・バラエティ作品など、評判が高いAmazonオリジナルコンテンツが多い
- ゲーム・オブ・スローンズなどのHBO作品が見れる
- スマホとタブレットに動画をダウンロードできる(PCは不可)
- ダウンロードすればオフライン環境での視聴が可能
(ダウンロードした作品の視聴期限は30日で、視聴開始後は48時間以内)
(一度にダウンロード出来る本数は作品によって違いが有り、15本もしくは25本) - フルHD、4Kだけではなく、4K HDRにも対応
- 同時に3台の端末で同時ストリーミング再生可能
(同じ動画を別端末で同時ストリーミング再生は不可) - 「Fire TV Stick」とwifi完備でHDMIポート対応のテレビがあれば、旅先のテレビでも視聴可能
- レコメンド機能も優秀で、カスタマーレビューも役立つ
- 海外でも一部コンテンツの視聴が可能
- 初めて申し込む人は、30日間無料で利用できる
- プライムビデオのコンテンツだけではなく、プライム会員として下記の様々な特典を利用できる
*送料、お急ぎ便などの配送料が無料
(会員登録した本人のほか、同居のご家族2人までが家族会員として一緒に利用可能)
*「Prime Music」で200万曲聞き放題
*ゲーム配信のプレミアムサービス「Twich Prime」が無料
*「Prime Reading」でマンガ・本が読み放題
*「Amazon Photo」で無限に画像が保存可能(容量無制限)
*「先行タイムセール」でタイムセールに30分早く参加可能
*「プライム・ワードロープ」で無料で試着し放題
*「Kindleオーナーライブラリー」で毎月無料でKindle本を一冊レンタル
*「Prime NOW(都内の一部限定)」なら1時間で商品が届く
Amazonプライムビデオのデメリット
- HuluやNetflixなどの専門動画サービスに比べると、見放題配信数は劣る
- 新作配信は遅め
- 日本のドラマも少ない
- 動画再生前にCMが入る
- 倍速再生は出来ない
- 作品が突然配信終了し、それなりに入れ替わりも多い
- 全ての作品がダウンロード対象ではない
- 申し込みにはクレジットカードが必要
- プライムビデオだけの契約ではないため、見ない月には支払いを止めるという柔軟な対応はできない
(huleやNetflixは、使用しない月の支払いは停止できる。) - 字幕入りと吹き替え動画は、それぞれ別動画なので、切り替えができないため、英語学習には使えない。
- 無料期間が終わると、自動的に有料会員へ移行されるので、継続を希望しない人は自分で日付のチェックが必要
Amazonプライムビデオはこんな人にお勧め
- Amazonでよく買い物をする人
- Amazonオリジナル作品に興味がある人
- 動画サービスにあまりお金をかけたくない人
- 家族や恋人・友人も一緒に使うという人
- 会費が安いので、動画サービスを初めて利用するという人
- プライムビデオ以外にも音楽や雑誌などのコンテンツにも興味がある人
- Amazonの各種サービスを含めた料金にも関わらず料金は安いため、他の動画配信サービスとの併用を考えている人
Amazonプライムビデオをあまりお勧めしない人
- 新作の映画やドラマ、話題作などを見たい人
- 毎日、動画サービスを利用する人
- Amazonではあまり買物をしない人
- Amazonオリジナル作品にはあまり興味がない人
- 日本のドラマを主に見たい人
- PCでもダウンロードしたい人
お勧め動画サービスdTVについて
「dTV」は、国内シェアNo.1の動画配信サービスとして、会員数(非公開)は他を圧倒していますが、最近は会員数の減少が顕著なのでサービスの低下が少し心配な動画サービスです。
ドコモ回線契約時の割引条件として、オプション契約が必須で強制加入した人も多く、全く動画サービスを利用しない幽霊会員も多いのではないかと思われます。
最近は、格安SIMの会社もシェアを伸ばしているので、それらの事が原因でドコモの会員数も減少していると思われ、これから楽天モバイルもシェアを伸ばしてきそうなことを考えると、もう少しドコモのシェアも落ち、同様に「dTV」のシェアも落ちてくるのではないかと予想します。
これから先は、ドコモユーザー以外の会員をどれだけ取り込むかにかかってきますが、auのビデオパスも順調に会員数を伸ばしてきているので、そう簡単にはいかないでしょう。
料金を上げずに、いかにしてサービスをもっと向上させるかが、会員数の減少を止める歯止めになるのではないでしょうか?
dTVのメリット
- 料金が安い(月額550円/税込)のでコストパフォーマンスが高い
- ドコモユーザーなら、DAZN for docomoとdTVの両方を月額1280円で契約できる
(dTVの契約は、ドコモユーザー以外でも利用可能) - 初めて申し込む人は31日間無料視聴が出来る
- 動画数は他社に比べて豊富
- 配信ジャンルの種類が豊富
- FOXチャンネルのリアルタイム配信にも対応
- 韓流ドラマや、台湾/中国ドラマも数多く配信
- オリジナルドラマやバラエティ作品も多い
- 音楽コンテンツ「MUSIC VIDEO」も視聴可能
- dTVコラボ作品も充実
- 動画のダウンロードが出来る
- 動画の保存期限がないので、一度ダウンロードした動画は削除しない限りいつまでも楽しめる
(但し、レンタル作品や配信期限のある作品は、保存期間が決まっている場合もある) - オリジナルのVR動画「dTV VR」が視聴可能
- 4K画質にも対応
- 倍速再生が可能(dTVアプリ経由での再生のみ)
- dTVの利用で毎月のdポイントが貯まる
dTVのデメリット
- 全ての作品が見放題ではない
- 動画数の割には、見たい作品が少ない
(映画やドラマの見放題コンテンツが少ない) - 海外ドラマは、一部シーズンは有料だったり、中抜けのシーズンがあったりと不便
- 新作レンタル作品の数が少ない
- アニメの作品はU-NEXTに比べると少ない
- R指定の作品が少ない
- docomoユーザー以外の登録手続きは少し面倒
- 動画のダウンロードはスマートフォンとタブレットのみ(PCでは不可)
- ダウンロードしてもオフライン環境での視聴が出来ないため、必ずwifi接続が必要
(再生時にライセンス認証が行われるため) - dTV内で配信が終了した作品は、それ以前にダウンロードしていても、視聴することは出来ない。
- 他動画配信サービスに比べて対応機器が少なく、PS4やWiiUなどのゲーム機には未対応
- 同時視聴はできない
- 登録可能な端末は5台と少なく、Webブラウザごとにカウントされるので、注意が必要
- SD画像の作品が多く、低画質の作品も多い
- 設定をしないと、一押し動画が勝手にストリーミング再生される
- 支払い方法の選択肢が少ない
(クレジットカードの他はドコモ決済のみなので、ドコモユーザー以外の支払いはクレジットカードのみ)
dTVはこんな人にお勧め
- コスパ重視で動画配信サービスを利用したい人
- 格安料金で漫画・アニメを見たい人
- 韓流ドラマや、台湾/中国ドラマを数多く見たい人
- 音楽コンテンツも楽しみたい人
- オリジナル作品、dTVコラボ作品に興味がある人
- 毎月の利用でdポイントが欲しい人
dTVをあまりお勧めしない人
- レンタル作品に興味がなく見放題作品だけを見たい人
- ゲーム機でも動画サービスを利用したい人
- 高画質の動画だけを見たい人
- オフライン環境でも再生したい人
- 海外ドラマを中心に見たい人
- PCでもダウンロードしたい人
お勧め動画サービスNetflixについて
「Netflix」は、190ヵ国以上で配信事業を展開し、2019年12月末時点での有料会員数は1億6000万を超える超巨大「映像ストリーミング配信事業会社」で、アメリカの大手IT系企業5社「FAANG」の一つでもあります。
元々は、1997年に設立された「ウェブサイトによるDVDレンタルサービス」から始まっており、2007年にビデオ・オン・デマンド方式によるストリーミング配信サービスに移行したのをきっかけに、現在の巨大企業に変貌を遂げました。
日本では2015年9月からサービスを開始し、2017年7月には全世界の会員数が1億人を突破したことを発表しています。
これまで日本の会員数を明らかにしていませんでしたが、2019年9月6日の報道陣向けイベントで、Netflixプロダクト責任者のグレッグ・ピーターズ氏が、「会員数はざっくり300万で、さらに増え続けている」と言及しました。
最近は、オリジナル映画の制作にもかなり力を入れており、アカデミー賞やゴールデングローブ賞など、名だたる映画界の賞にノミネートされたり受賞したりと注目を浴びています。
また、2020年1月20日、スタジオジブリの21作品の配信権(日本と米国・カナダを除く、「火垂るの墓」の配信も除く)を獲得しており、これから先アニメにも力を入れていくようです。
Netflixのメリット
- 3つのプランから選べる
- プランによっては同時視聴も可能/最大4つのデバイス
(別々の動画を別々の端末で視聴可能) - 定額で全作品が見放題
- 初めて申し込む人は、30日間無料視聴が出来る
- オリジナルコンテンツが豊富
- 海外ドラマや洋画が充実しており、新作の配信も早い
- ホラー映画が充実している
- オリジナルアニメや独占アニメが見れる
- 多くの言語音声に対応している
- 複数プロフィールが作成可能
- レコメンデーション機能が便利
- 言語音声や字幕の切り替えが多くの言語に対応している
- 視聴可能なデバイスが豊富で、デバイスを変更しても視聴履歴が引き継げる
- 好きなデバイスに動画をダウンロードできる
- 1つの端末にダウンロードできる作品数の上限は100本である(Macは不可)
(一部の作品は、1年間にダウンロードできる回数は2回と制限がある)
(ダウンロード作品の視聴期限は作品によって違いが有り、早いと48時間、概ね1週間程度) - ダウンロードすればオフライン環境での視聴が可能
- 支払い方法が充実している
Netflixのデメリット
- 動画配信総本数は、他社に比べると少なめ
- 日本の作品や、韓流作品は少ない
- 海外ドラマや映画の種類は豊富だが、バラエティ作品は少ない
- 新作アニメの見逃し配信が少ない
- オリジナル作品以外の新作・最新シリーズの配信が遅い
- 新作アニメの見逃し配信数はHuluに比べて少ない
- 複数の同時視聴は可能だが、上位プランの料金が高い
- Macではアプリをインストール出来ないので、作品をダウンロードできない
Netflixはこんな人にお勧め
- 洋画が大好きな人
- 質の高いオリジナルコンテンツに興味がある人
- オリジナルアニメや独占アニメが見たい人
- 外国語の勉強に使いたい人
- 家族や友人と同時視聴で利用したい人
- ダウンロードして暇な時間に見たい人
- キレイな画質で見たい人
- 外出先でも映画やドラマを楽しみたい人
- 数多くの作品をダウンロードしたい人
(視聴期限が決まっているので、数多くダウンロードしても意味がない場合もある) - WindowsPCにダウンロードしたい人
Netflixをあまりお勧めしない人
- 国内ドラマや映画を中心に見たい人
- 最新作や新作シリーズをすぐに見たい人
- オリジナルコンテンツには興味がない人
- 韓流/アジアのドラマを見たい人
- 作品数が重要だと思っている人
- 新作アニメの見逃し配信が見たい人
- Windowsではなく、Macしか持っていない人
お勧め動画サービスFODプレミアムについて
「FODプレミアム」は、フジテレビが提供する動画配信サービスで、「FOD」は「フジテレビオンデマンド」の頭文字をとった略称です。
2005年9月に配信を開始し、当初は当初はバラエティ番組の傑作選や競馬予想TV!といったオリジナル番組をコンテンツプロバイダとして、外部提携サイトへ配信していました。
その後、討論番組やスポーツ中継、CSフジの番組など、徐々にコンテンツを拡充して、2009年よりドラマ作品の配信も開始しました。
2012年4月よりスマホでの視聴に対応し、2015年には動画配信サービスからプラットフォーム化へ移行し、その後コミック配信や雑誌配信も始めています。
2016年時点で、有料会員数が80万人を突破し、月間利用者数は300万人(無料会員を含む)に達しています。
フジテレビ以外の海外ドラマや邦画・洋画なども視聴が可能で、会員特典として、人気雑誌の最新号や対象の漫画が追加料金無しで読み放題が可能です。
FODプレミアムのメリット
- 月額976円(税込)なので、他社に比べるとコスパが良い
- フジテレビのドラマやアニメが見放題
- 特典として、対象漫画は無料で読み放題
- 雜誌100誌以上が読み放題
- 漫画無料キャンペーンが多い
- FODでしか見れない独占タイトル作品も多い
- 毎月最大1300ポイントが付与される(1ポイント=1円)
(毎月8の付く日のログインで400ポイント×3回[8日・18日・28日]+毎月無料で100ポイント付与=最大1300ポイント) - ポイントの有効期限が5ヶ月間と長い
- 有料で漫画・書籍などの電子書籍をを購入した場合、20%のポイントを還元
- Fire TV stickやChromecastなどを使えば、テレビでも視聴可能
- 初めて申し込む人は、2週間無料お試し視聴が出来る(Amazon Payでの支払いが必須)
- 支払い方法の選択肢が多い
- 途中まで視聴した作品を、テレビなど他のデバイスで続きから視聴できる「レジューム再生」が、アプリだけではなくWEBサイトでも可能
FODプレミアムのデメリット
- 全ての作品が見放題ではない
- 最新の映画や海外ドラマが少ない
- 他の民放のドラマの配信がない
- 動画のダウンロードは出来ない
- 複数端末での同時視聴は出来ない
- オフライン配信に対応していない
- アプリ内で広告が表示される
- 画質の種類が自動選択(最大400mb)と軽量版(最大150mb)の2種類しかない
- FODプレミアムの1ヶ月無料お試しキャンペーンが適応されるのは「Amazonアカウント」の登録がある方で、「Amazon Pay」での支払いが必須
(Amazon Payの支払いは基本クレジットカードですが、デビットカードも利用が可能)
FODプレミアムはこんな人にお勧め
- フジテレビのドラマやアニメが大好きな人
- 昔のフジテレビのドラマを楽しみたい人
- バラエティー番組が大好きな人
- 無料で雑誌や漫画などを読みたい人
- ポイントを使って有料作品を購入したい人
- 「Amazonアカウント」の登録があり、フジテレビの番組に興味がある人
FODプレミアムをあまりお勧めしない人
- フジテレビの番組には興味がない人
- 海外ドラマや映画などを中心に見たい人
- 動画のダウンロードをしたい人
- 同時視聴をしたい人
- オフラインで動画を楽しみたい人
- 貰えるポイントに全く興味がない人
- アプリ内で広告が表示されるのが嫌な人
- 「Amazonアカウント」の登録がなく「Amazon Pay」の登録もしていない、又は登録に興味がない人(1ヶ月無料視聴が不可)
お勧め動画サービスdアニメストアについて
NTTドコモが運営する動画配信サービスには、「dTV」と「dアニメストア」があります。
「dTV」は、映画やドラマなども配信する「総合動画配信サービス」ですが、それに対して「dアニメストア」はアニメ専門の動画配信サービスです。
「dTV」は、総合サービスなので「アニメ」ジャンルもありますが、「dアニメストア」はより専門的に特化しているので、作品数もより多い品揃えをしています。
アニメだけを楽しみたい方には「dアニメストア」を、アニメ以外のジャンルを楽しみたい方には「dTV」をお勧めします。
dアニメストアのメリット
- アニメ配信数No.1のラインナップを誇る動画配信サービス
- 懐かしの名作から話題作/最新作まで、アニメ動画が勢揃い
- 業界最安値の月額440円(税込)で動画配信サービスを利用できるので、コスパ最高
- アニメを楽しむための機能が満載
- 最新アニメの見逃し配信に対応
- 2.5次元ミュージカルやアニメソングなどのアニメ関連ジャンルの動画まで視聴可能
- ダウンロードが可能なので、通学・通勤などのスキマ時間に楽しめる
- スマホやタブレットはもちろん、パソコンやTVなど、マルチデバイスで楽しめる。
- 動画のダウンロードが出来る
- ダウンロードする際、作品の対応次第だが、(HD画像・すごくきれい・きれい・ふつう)の4つから画質の選択が可能
- 機内モードなど、オフライン再生も可能
- 1シリーズを一気に見たい方には便利な「連続再生機能」が利用できる
- シリーズを一気に見る際に、2話目以降のオープニングをスキップする機能「オープニングスキップ機能」が利用できる
- 応援している声優さんのアニメが配信されたら教えてくれる「声優フォロー機能」が便利
- 声優さんが出演するバラエティやWEBラジオ番組も配信している
- 初回登録時のみ、31日間無料で視聴ができるお試しサービスを利用可能
dアニメストアのデメリット
- 全ての作品が見放題ではない
- docomoユーザー以外の登録手続きは少し面倒
- アニメ関連以外の作品は配信していない
- 同時視聴には対応していない
- 全ての作品がダウンロードできるわけではない
- ダウンロードしてから48時間が期限なので、もっと長い期間を希望する方には不向き
(期限が終了したら、ライセンスを再取得する事で48時間の再延長が可能)
(ライセンスの再取得は、一度に30件まで可能で、それ以上は複数回に分けて再取得する必要がある) - 動画のダウンロードはスマートフォンとタブレットのみ(PCでは不可)
- 他動画配信サービスに比べて対応機器が少なく、PS4やWiiUなどのゲーム機には未対応
- 支払い方法の選択肢が少ない
(クレジットカードの他はドコモ決済のみなので、ドコモユーザー以外の支払いはクレジットカードのみ)
dアニメストアはこんな人にお勧め
- アニメの動画配信サービスを探している人
- アニメだけを楽しみたい人
- アニメオタクの人
- アニメが好きだが、民放の放送が少なく好きなアニメを見れる環境にない人
- 自分が興味があるアニメだけではなく、色々なジャンルのアニメを見てみたい人
- 2.5次元ミュージカルが好きな人
- アニメだけではなくアニメソングが好きな人
dアニメストアをあまりお勧めしない人
- そもそもアニメが好きではない人
- ドラマや映画などの動画配信サービスを探している人
- ダウンロードしてから長い期間楽しみたい人
- PCでもダウンロードしたい人
- 配信されているアニメは、小さな子供向けと言うよりも大人向けのアニメが多いので、子供のための契約には不向き
まとめ
主な定額制動画配信サービス7社を、料金・品揃え・サービスなどを徹底比較した上で、各社のメリット・デメリットを考えてみました。
動画配信サービスを選ぶ上で、どのサービスを一番重要視するかは、各個人の好みや状況・環境によって違ってくるため、どのサービスが一番いいのかの判断は私個人では出来ませんでした。
各社ともに、例えば海外ドラマに強い、日本のドラマの作品数が多い、新作の配信が早い、コスパが高いなど、それぞれの特徴があるため、ご自身がどのサービスに一番重きを置くかを考えた上で選ぶサービスが最適かと考えます。
地上波の視聴率が年々減少していく中、これらの動画配信サービスは、益々シェアを広げていくと思われます。
これらの中から一つだけを選ぶのではなく、例えば「Amazonプライム」と「Hulu」、「U-NEXT」と「dTV」というように、組み合わせて契約する形も面白いと思っています。
動画配信サービスを探す際には、上記に取り上げたメリットやデメリットなども参考にして下さい
※本ページの情報は2020年2月時点のものです。
最新の配信状況は 定額動画配信サービスの各公式サイトにてご確認ください 。