メディア・パートナーズ・アジア(MPA)のリポートによると、日本の有料動画配信サービス全体の会員数は2021年8月時点で4,400万人を超えたそうです。
今や、日本の若者は、スケジュールが前もって決まっている地上波にはあまり興味がないようです。
地上波から発信されるコンテンツ自体に興味が無くなったのかと思いきや、そうではなく「決まった時間にテレビでコンテンツを見る」という行動をしなくなったのです。
テレビ自体を持っていないという若者も多いようです。
デバイスは、見るためにその場にいる必要があるテレビではなく、いつでもどこでもコンテンツを見れる「スマホ」や「タブレット」が最適です。
そうなると、決まった時間に流れるテレビ番組ではなく、自分で好きなコンテンツを動画配信サービスやYouTubeで探して見るほうが便利です。
地上波のコンテンツで気になっているのがあれば、無料の「Tver」で見れます。
先日、大型電器店では「チューナーレステレビ」の完売が相次いでいるという報道がありました。
地上波がセットになっている既存のテレビではなく、「チューナーレステレビ」を購入すれば動画配信サービスやYouTubeが見れるので、それで充分なんでしょう。
これからは、ますます動画配信サービスの需要も増していき、業者間の競争も激しくなることが予想されます。
こちらでは、お勧めの動画配信サービス「U-NEXT」のサービス内容・特徴や、メリット/デメリットなどを詳しく説明しています。
目次
- 1 U-NEXTのサービス概要
- 2 U-NEXTの強み:見放題の作品数が多い
- 3 U-NEXTの強み:無料お試し期間が長い
- 4 U-NEXTの強み:毎月ポイントが付与される
- 5 U-NEXTの強み:最大4つのアカウントを登録可能
- 6 U-NEXTの強み:オフライン視聴&同時視聴
- 7 U-NEXTの強み:電子書籍も提供
- 8 U-NEXTの強み:ダウンロード機能が便利
- 9 U-NEXTの強み:高画質配信&ドルビーに対応
- 10 U-NEXTの強み:対応デバイスが多い
- 11 U-NEXTの疑問点について
- 12 U-NEXTの特徴&メリットについて
- 13 U-NEXTのデメリットについて
- 14 U-NEXTのサービス・特徴:まとめ
U-NEXTのサービス概要
U-NEXTのサービスについて、下記に概要をまとめてみました。
U-NEXTの強み:見放題の作品数が多い
U-NEXTには、見放題のコンテンツだけでも270,000本の品揃え(2023年5月時点)があります。
そして、U-NEXTはラインナップの多さにこだわり「レンタルビデオ店の最終進化系」を目指しており、目標は「全ジャンルNo.1」の品揃えだということです。
U-NEXTの顧客には、若い人だけではなく幅広い世代がおり、ニーズも多様化しているため、様々なジャンルの様々な作品を網羅するのを理想としています。
U-NEXTは、2018年2月の調査開始時より「見放題作品数No.1」(GEM Partners調べ)を維持しており、「映画」「海外ドラマ」「韓流・アジアドラマ」「国内ドラマ」「アニメ」の主要ジャンルを合わせると、計2万4000作品を上回っています。
また、GEM Partnersの調べ(2021年10月度)によると、動画配信サービスを「洋画」「邦画」「海外ドラマ」「韓流・アジアドラマ」「国内ドラマ」「アニメ」の6つのジャンルに分けて調査したところ、U-NEXTは「洋画」「邦画」「韓流・アジアドラマ」「アニメ」の4つのジャンルで、見放題作品数1位を獲得しています。
出典元:「U-NEXT公式」
U-NEXTでHBO作品が見れる
U-NEXTでは、作品数を増やすために様々な施策を講じています。
例えば、これまでAmazonプライムビデオで配信していた「HBO作品」が、2021年4月1日よりU-NEXT独占で配信されるようになりました。
これによって、クオリティの高い作品を次々にヒットさせている「HBO」「HBO Maxオリジナル」の作品をU-NEXT独占で見れるのは、大きなメリットになっています。
「HBO作品」には、あの世界的ヒットとなった「ゲーム・オブ・スローンズ」があります。
その他の主な作品は、下記になります。
U-NEXTの強み:無料お試し期間が長い
動画配信サービスでは、本契約する前に期間で区切って無料で視聴できるお試し期間を提供している業者が多いです。
U-NEXTでは、31日間という長い「無料お試し期間」を提供しています。
この「無料お試し期間」には何の制約もなく、無料期間中にサービスがあまり気に入らなかった場合、自由にキャンセルすることが出来ます。
要するに、「1ヶ月間無料で楽しんで、追加料金を全く支払うこと無く解約する」ということも問題なく出来るという事になります。
洋画や海外ドラマに強くて人気の「Hulu」のお試し期間は「2週間」、着々と会員数を増やしつつある「Netflix」や「Disney+」に至っては、現在無料お試しサービスは行っていません。
「Amazonプライムビデオ」「Music.jp」の30日間、「Lemino」も31日間と、U-NEXTと同等の長さの無料期間がありますが、やはり品揃えやサービスの多様さを考えると、「U-NEXT」が一押しの配信サービスになります。
U-NEXTの強み:毎月ポイントが付与される
U-NEXTの動画配信サービスのシステムには、「見放題」と「課金レンタル」の2種類あります。
これに対して、HuluやNetflixは完全無料の見放題が基本になります。(Huluにも都度課金サービスはあります。)
HuluやNetflixでは、オリジナル作品は別として、最新作の映画やドラマが「見放題」に含まれることはかなり稀なケースになります。
というよりも、Netflixなどでは、オリジナル作品以外の新作はほぼ配信されません。
U-NEXTでは、DVD発売やDVDレンタル開始時期に合わせて、いち早く新作映画やドラマが投入されるというメリットがありますが、最新作は必ず料金が発生します。
そして、この最新作の料金は、どの動画配信サービスでも若干高めに設定されています。
近くにTsutayaなどのレンタルショップがある方は、そこでレンタルした方が安く借りれるかと思います。
そこで、動画配信サービスが行っているサービスと言えば、レンタル料金に利用できるポイントを毎月付与するという手法です。
U-NEXTでも、このサービスの提供を行っており、他社に比べてもかなり有利な毎月1,200円相当のポイントが付与されます。
因みに、最新作の必要ポイントは、たいていの映画が440~550ポイントになります。
ということは、このポイントを利用して、毎月2本は新作が見れるということになります。
また、無料お試しを利用する場合でも600ポイント付与されるので、これを利用して最新作を無料でフル視聴できます。
U-NEXTの強み:最大4つのアカウントを登録可能
U-NEXTの大きな特徴の一つに、1つの契約で最大4つのアカウントを設定出来るサービスがあります。
多くの動画配信サービスでは、1つの契約につき1つのアカウントしか登録できませんが、U-NEXTのこのサービスは家族向けの契約を想定していると思われます。
最近では、映画やテレビ番組をテレビではなくスマホやタブレットで視聴するケースも増えています。
以前のように、同じテレビ番組を家族一緒にリビングルームで見るという習慣は減ってきていると感じます。
自分の好きなデバイスを利用して、各々自分の部屋で映画やドラマなどを見る事が多いのではないでしょうか?
そうなると、家族がそれぞれ別の番組を視聴することになり、家族がそれぞれ別のアカウントを持っていれば、非常に便利ですよね?
U-NEXTでは、同一作品の同時視聴は出来ませんが、アカウントごとにそれぞれ自分の好きな作品を視聴できます。
また、誰かが課金してレンタルした動画は、子アカウントでも共有する事が出来ます。
U-NEXTでは、動画配信だけではなくアニメや雑誌などの電子書籍が読めるのもサービスの一つです。
これらも、家族で別アカウントを登録しておけば、それぞれ個々に楽しむことが出来ます。
HuluやNetflixでも複数アカウントの登録は可能ですが、電子書籍も楽しむことが出来る「U-NEXT」は、よりお勧めということになります。
U-NEXTの強み:オフライン視聴&同時視聴
動画配信サービスでは同時視聴が出来ないことが多いのですが、U-NEXTでは4台の同時視聴ができます。
U-NEXTでは、親アカウントの他に子アカウントを最大3つ登録出来るため、計4台で同時視聴が可能になっているのです。
同時視聴に関しては、いくつか注意点があります。
まず、1つのアカウントで、複数デバイスによる同時視聴は出来ません。
例えば、親アカウントを利用して、iPhoneとパソコンから同時に動画を見ることは出来ません。
その動画が同一作品であろうと別作品であろうと不可能です。
ですが、例えば親アカウント1台と子アカウント3台のように、複数アカウントを利用し同時視聴することは可能です。
但し、同じ作品を同時に再生することはできません。
異なる複数のアカウントでの同時視聴は可能ですが、異なる作品の視聴が条件になります。
また、NHKまるごと見放題パックに関しては、別の作品であっても同時に再生することができません。
簡単に表にまとめると、下記の通りになります。
項目 | 同一作品 同時視聴 |
別作品 同時視聴 |
NHKパック 同時視聴 |
---|---|---|---|
親アカウント端末2台 | × | × | × |
親1台+子アカウント複数台 | × | ○ | × |
同時視聴が可能なのは、子アカウントを含め複数アカウントで別作品を視聴するケースになります。
「U-NEXT」「Amazonプライム・ビデオ」そして「Disney+」を除けば、他のサービスでは同時視聴を認めていないため、この点では他社に比べ非常に有利になります。
特に、複数人の家族で利用する場合、U-NEXTはかなりコスパが良い配信サービスだとお勧めできます。
U-NEXTの強み:電子書籍も提供
U-NEXTでは、動画の配信だけではなく電子書籍も提供しています。
電子書籍のアイテム数は、約68万冊(マンガ40万冊、書籍24万冊、ライトノベル4万冊、2021年11月時点)になります。
書籍の種類は、ビジネス書・新刊・小説・歴史本・実用書・料理・ライフスタイル・雑学・健康・投資・旅行・子育てなど、様々なジャンルに及びます。
但し、これらの殆どは購入作品になるので、無料の読み放題作品はそんなに多くはないです。
マンガでいうと、約1.500~1,800冊ほどが無料の読み放題作品で、シリーズ物だと最初の1~2巻が無料というパターンが多いです。
マンガは、毎月貰える1,200ポイントを上手く利用すれば、何冊か無料で読めると言うことになります。
最新作のマンガは、人気により値段が様々で、安いのは100円いか66円ぐらいから、高いのは600~900円というのもありますが、ボリュームゾーンは330~460円あたりの値段になります。
また、女性ファッション誌、男性ファッション誌、ライフスタイル、ニュース・週刊誌、ビジネス誌、エンタメ・トラベル、グルメ、スポーツなどの週刊誌・月刊誌が152誌(2021年11月時点)ほどあり、これらは全て無料になります。
全てを購入したとすれば数万円の勝ちがあるので、U-NEXTの会員に登録したら、片っ端から読むことをお勧めします。
HuluやNetflixには、このような電子書籍のサービスはないので、雑誌にも興味がある人にもU-NEXTはお勧めできます!
U-NEXTの強み:ダウンロード機能が便利
U-NEXTの大きな特徴の一つに、便利なダウンロード機能があります。
このダウンロード機能は、簡単に利用できます。
気に入った動画を見つけたら、動画の一番下にある「ダウンロードボタン」をクリックするだけです。
このダウンロード機能に関しては、いくつかの決まりごとがあります。
- オフライン視聴が可能
※ダウンロードした作品は、ネットに繋がっていない状況で視聴可能 - ダウンロードできるのはスマホ・タブレットのみで、パソコンでは不可
- ダウンロード可能なデバイスの台数は、1アカウントに付き1台
- ダウンロード出来る本数の上限は、原則25本
- ダウンロードしたコンテンツの再生期限は、最大48時間
※見放題の作品については、通信状態で再生機能を更新することが可能
※レンタル作品は、48時間が期限で、期限を過ぎると視聴が不可能 - ダウンロード再生期限内(48時間)なら、海外でも視聴可
- 成人向けなどダウンロードできない作品もあります。
このダウンロード機能は、U-NEXTアプリ上だけでのみ利用できます。
また、スマホ・タブレットだけで利用でき、パソコン上ではダウンロード出来ません。
U-NEXTの強み:高画質配信&ドルビーに対応
U-NEXTは、2020年1月末より、国内動画配信会社としては初めて、ハリウッドメジャースタジオ作品の「4K UHD」「Dolby Vision」「Dolby Atmos」での配信を開始しています。
ハリウッドのメジャースタジオ「パラマウント・ピクチャーズ」の作品の「ロケットマン」「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」などを皮切りに、最先端のHDR映像技術「ドルビービジョン」、映画館で使用されているものと同じ立体音響技術の「ドルビーアトモス」での配信が始まっています。
ドルビーシステムと聞いてすぐ思い出すのが映画館です。
映画館と同じ映像/音響システムを利用しているということになります。
4K作品に関しては、下記の映画やドラマの他にも、オペラやオーケストラ、国内外の観光地や美しい自然を撮影した動画など、2022年6月現在で250種類以上の作品を提供しています。
U-NEXTの強み:対応デバイスが多い
U-NEXTでは、ストリーミング再生をどのようなデバイスで見れるのか、どのようなデバイスに対応しているのか調べてみました。
テレビなどは、大手メーカーの主力ブランドはほとんど対応しています。
ブランドによっては、年式が古すぎるとネットワーク機器として対応していないかもしれませんので、U-NEXT及び各メーカーの公式サイトにてご確認下さい。
テレビをつなぐのに、「Fire TV Stick 4K」や「Chromecast」があれば、非常に便利です。
「Fire TV Stick 4K」と「HDMI延長コード」を用意しておけば、国内旅行先でもホテルのテレビでU-NEXTを見ることが出来ます。
これは、U-NEXTだけではなく、Amazonプライムビデオ、Hulu、Disney+(ディズニープラス)、Lemino、Apple TV、Netflix、Youtube、DAZN、Paravi、GYAO!なども対応しているので、非常に便利です。
U-NEXTの疑問点について
「U-NEXT」の疑問点について、「Q&A」方式でまとめてみました。
U-NEXTの特徴&メリットについて
こちらでは、U-NEXTの様々な特徴&メリットについて説明します。
U-NEXTをお勧めしたい方
U-NEXTをお勧めしたい人は、下記のような方々です。
U-NEXTのデメリットについて
こちらでは、U-NEXTのメリットだけではなくデメリットについても説明します
U-NEXTをあまりお勧めしない方
こちらでは、U-NEXTをあまりお勧めしない方について書き出します。
U-NEXTのサービス・特徴:まとめ
コチラでは、動画配信サービス「U-NEXT」のサービス内容・特徴やメリット/デメリットについてご紹介してきました。
上記に述べた情報を、もう一度まとめとして下記に書き出します。
- U-NEXTのサービス概要
- 見放題の作品数が多い
- HBO作品が見れる
- 無料お試し期間が長い
- 毎月ポイントが付与される
- 最大4つのアカウントを登録可能
- オフライン視聴&同時視聴が可能
- 電子書籍も提供
- ダウンロード機能が便利
- 高画質配信&ドルビーに対応
- 対応デバイスが多い
- U-NEXTの疑問点:Q&A
- U-NEXTのメリット/デメリットなど