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豊島園は本当に閉園するの?跡地にはハリポタのテーマパークが出来るの?

としまえん
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【2020.06.12追記】

西武鉄道は、「としまえん(豊島園)」を8月31日をもって閉園することを決定しました。

豊島園庭の湯に関しては、9月1日以降も継続して営業するとの事です。

としまえんファンには、残念なニュースが飛び込んできました!

あの皆んなの大好きな「としまえん」が、2023年の春までに段階的に無くなるという情報です…

タイトルには豊島園とありますが、実際にはひらがなの「としまえん」で、運営している会社の名前が西武グループの株式会社豊島園です。

ところで、としまえんはいつ出来たの?

「としまえん」は、昭和の中頃に造られたものと思いきや、何と大正15年(1926年)9月15日には一部開園しています。

全面開園したのは、昭和2年(1927年)4月29日になります。

大正15年(1926年)9月15日をオープン日とすると、2020年2月現在で、何と93年の歴史がある遊園地ではないですか…

 

そんなに早くから開園した遊園地だとは、思ってもいませんでした。

昭和初期からの歴史がある、いわゆる昭和を象徴しているエンターテインメント施設ですね…

 

そして、夏になると大勢の人が訪れるプールも、昭和4年(1929年)に開業しているので、これも90年の歴史があったんですね…

東京ディズニーランドが出来たのは、昭和58年(1983年)4月15日なので、それよりも56年も年上の遊園地だったのです。

 

また、としまえんは戦争も経験しています。

1944年(昭和19年)4月には、第二次世界大戦激化のため、1946年(昭和21年)3月に営業再開するまで一時閉園しています。

 

東京ディズニーランドが出来てからは、「としまえん」の環境も大きく変わってきてしまいました。

東京ディズニーランドが出来るまでの昭和の遊園地といえば、「後楽園ゆうえんち」「としまえん」「富士急ハイランド」が人気でした。

 

なかでも、ある程度の年齢以上の東京近郊の人たちにとっては、特に「後楽園ゆうえんち」と「としまえん」は、子供時代や青春時代を思い出して、どこかノスタルジックな気持ちを感じさせる場所かもしれません。

そんな場所が無くなってしまうというのです…非常に、残念です。

練馬区にあるのにとしまえん(豊島園)というのはなぜ?

実際には、練馬区にあるのになぜ豊島園?これ不思議ですよね?

西武線の練馬駅から豊島園駅までの路線名も豊島線と言います。

西武豊島線は豊島園開園の翌年の1927(昭和2)年に、当時の武蔵野鉄道が豊島園へのアクセス路線として開業しています。

 

実は、開園当時のこの一体の住所は、東京府北豊島郡練馬村でした。

そして、この辺りには、室町時代に周辺を支配していた豪族である「豊島氏」の「練馬城」がありました。

 

大正時代に、この辺りの土地を所有していた実業家の藤田好三郎氏が、東京に住む人たちに運動や園芸を広く奨励するために一帯を造成し一般に開放しました。

これが、「としまえん」の始まりだと言われています。

住所も北豊島郡ですが、藤田好三郎氏が「豊島氏」の名前から取ったというのが通説になっています。

としまえんのプールについて

としまえんと言えばプールも有名です。

夏場のプールは、都会の中の癒やしの場所であり、子供たちの楽しみの場所でもあります。

 

戦後直ぐに営業再開してから、「ウォーターシュート・ボート」と呼ばれる遊戯設備が話題になっています。

10人ぐらいのお客さんを乗せたボートが、高所から水面へ傾斜面を一気に滑り降り、大きな水しぶきとともに着水するアトラクションです。

としまえんの前にも、戦前にはこの「ウォーターシュート・ボート」が杉並区の和田堀公園にもあったという記録があります。

 

1961年(昭和36年)には、「ナイヤガラプール」が出来、1965年(昭和40年)には「流れるプール」が完成しています。

1973年(昭和48年)には波のプール、1974年(昭和49年)には子供のプール、1988年には日本初の曲線型の大型ウォータースライダー「ハイドロポリス」が登場しています。

昨年2019年の夏は、異例の天候でとしまえんのプールも大打撃を受け、来場者数が95%も減少したとニュースで話題になったりもしていました。

としまえんの来場者数減少について

夏の風物詩でもある「としまえんの花火大会」は、1967年(昭和42年)から始まり、2004年からしばらく休止していましたが、2017年には「HANABI ナイト」として復活しています。

2018年度は、この「花火大会」「ナイトプール」が功を奏し、入場者数が前年2017年度の96万人から112万人へ激増しています。

しかし、全般的には年々入場者数の減少が進んでおり、2000年以降は、見事に右肩下がりになっています。

 

としまえんの入場者数は、ピークの1992年度には約390万人でした。

これはちょうど日本列島がバブルの時代ですね…

 

2002年頃から、入場者数は150万人を切るようになっており、現状は90~100万人前後なので、ピーク時と比べると4分の1に減少しているわけです。

そうなると、経営的には非常に厳しい状況だと言えるわけです。

 

逆に、東京ディズニーリゾートやUSJは、海外旅行客も取り込み年々右肩上がりで推移しています。

2018年度の東京ディズニーリゾート入場者数は、32,558,000人(参照:株式会社オリエンタルランド公式HP)という凄まじい数字になっているので、もう太刀打ちできない状況になっているのです。

もうこうなると、多少のリニューアルをしても焼け石に水という状況もありますし、閉園は随分前から考えていたみたいです。

東京都の都市計画公園?

実は、東京都は昭和32年(1957年)に、この一帯に整備する「練馬城址公園」の計画を、都市計画公園として決定しています。

この計画は、それから長年に渡って具体化されていませんでした。

 

ところが、2011年に起きた東日本大震災をきっかけに、「東京都が平成23年(2011年)9月、としまえんの敷地を買収した上で「練馬城址公園」として整備する方針である」と、一部マスコミによって報道されました、

東日本大震災の際には、帰宅困難者や地域の住民が避難する場所の確保が課題となったため、防災機能を備えた都立公園として整備する方針を打ち出したのです。

 

ところがこの時点では、西武ホールディングスは、としまえんの敷地を売却する予定はないとコメントしています。

また、その3ヶ月後の平成23年(2011年)12月に、「都市計画公園・緑地の整備方針(改定)」において、避難場所として指定されている「としまえん」を含む練馬城址公園を事業化する意向を明らかにしました。

 

これまでの流れを見ると、としまへん周辺の都市計画公園の整備は、半世紀も前から決まっていたのですが、東日本大震災をきっかけに動き出したということになります。

としまえんの跡地にハリポタのテーマパーク?

2020年2月3日の「日経新聞」に、下記の記事が出ました。

西武ホールディングスが、グループ企業の運営する遊園地「としまえん」を2020年以降、段階的に閉園する検討をしていることがわかった

出典元:2020年2月3日「日経新聞

 

また、読売新聞にもこんな記事が出ていました。

米映画大手ワーナー・ブラザースが、小説や映画で世界的な人気の「ハリー・ポッター」のテーマパークを、2023年春をめどに東京都内にオープンさせることが分かった。

都市型遊園地「としまえん」(東京都練馬区)が今年以降に閉園した後、ワーナーが跡地の一部に建設する計画だ。

出典元:2020年2月3日「読売新聞

 

2020年2月4日の「NHK NEWS WEB」にも出ています。

 

また、読売新聞には、

テーマパークの中身は、映画撮影に使われたセットを見学できるロンドンの施設を参考に検討が進んでいる。

出典元:2020年2月3日「読売新聞」

であると、具体的な話も出てきています。

 

ところが、Lineのニュースサイト「Blogos」によると

としまえんを運営する西武鉄道の広報は、BLOGOSの取材に対し「まだ具体的な話はなく、ニュースも弊社からリリースとして発表したものではない。今のところ肯定も否定もできない」と話すに留めました。

また、としまえんの広報担当者も「記事に関しては今朝ニュースを見て知った。それ以上のことはわからない。弊社からお話できることはまだない」と明かしました。

出典元:「Blogos」

まとめ:としまえんの跡地にハリポタ?

としまえんファンにとっては、かなり衝撃的なニュースであることは間違いありません。

ですが、

としまえんは、確実に閉園するのか?

ハリポタのテーマパークは出来るのか?

などなど、まだ確定情報はでていません。

 

そして、関係者の話では「まだ具体的な話はなく肯定も否定も出来ない」との発言があります。

ということで、話として公表はできないが、交渉中であることは間違いないのではないかという気がします。

 

上記の「NHK NEWS WEB」の記事の中にも、『小池知事は「まだ交渉の段階だと思う」と述べた。』とあるので、確かにその方向で動いてはいるみたいですね…

 

また、2月3日に、東京都議会議員の「おじま紘平」さんが気になるツイートをしています。

このツイートによると、「としまえん」「ワーナー・ブラザーズ」「東京都」の協議で、跡地にテーマパークを作るという話が出ていたことは事実のようです。

また、話をスクープしたのは読売新聞とあります。

 

これらのことを考え合わせると、「交渉中であり、確かなことはまだ何も言えない。だが関係筋での話し合いは行われている。」ということではないでしょうか?

ハリポタのテーマパークが出来るかどうかはまだわかりませんが、としまえんが閉園する可能性は大きいような気がします。

 

また、「としまえん」が無くなったら「豊島園駅」という駅名はどうなるのかも非常に気になりますが、駅名が変わるかどうかどころかテーマパークの話も交渉中なので、話自体まだ何も出ていないと思います。

ネット上には「キングス・クロス駅」に変更されるのではという意見もありますが、これはイギリスに実際にある駅名なので、この案は却下されるでしょう。

「豊島園駅」と旧名のままでは確かに辻褄が合わない気もするので、名前は変更になる可能性がありますね…

 

としまえんに関しては気になるので、これからも情報を後追いしていきたいと思います。

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