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スペインのトマト祭りはなぜ始まった?起源(きっかけ)、開催時期・場所やルールなど

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スペインの祭りといえば、日本人の頭に直ぐ浮かぶのが「トマト祭り」ではないでしょうか?

テレビでも毎年ニュースで報じられ、トラベル情報番組でも紹介されたりするので、日本でも知名度はかなり高いですね。

2022年9月28日の「世界くらべてみたら」でも特集が組まれていました。

「世界くらべてみたら」では、頭につけていた「GoPro」が紛失したり、撮影班も2台ほど故障したと言っていました。

 

コロナ禍が原因で、この「トマト祭り」は2020~2021年と2年連続で中止になり、今年(2022年)は3年ぶりの開催だったそうです。

トマト祭りの開催場所や時期

日本では「トマト祭り」という名称ですが、スペイン語では「La Tomatina(ラ・トマティーナ)」

「La Tomatina」が行われるのは、スペインのバレンシアの西にある小さな町「ブニョール(Bunol)」というところです。

地図だと、この場所です。

 

開催時期は、毎年8月の最終水曜日なので、毎年開催日が変わります。

例えば、今年(2022年)だと、下記の日程に行われました。

「La Tomatina」開催日:2022年8月31日(水)

主な会場:ブニョール市のプエブロ広場・シッド通り

◆2023年移行に予定されている開催日
・2023年8月30日(水)
・2024年8月28日(水)
・2025年8月37日(水)

また、開催当日の前日には「前夜祭」が行わます。

イルミネーションで街が彩られ、移動遊園地なども設置されるので、夜通し騒ぐ人も多いようです。

トマト祭りの手順やルール

「トマト祭り」は11時頃に始まりますが、その前に「ハム取り合戦」が始まります。

「パロ・ハボン」という名前のイベントで、、石鹸が塗りたくられて滑りやすくなった数mぐらいの長さの木の棒が立てられ、 棒の先端には「生ハム」がくくりつけられています。

その生ハムを目指して、大勢の人がよじ登ります。

生ハムを取った人は、その場で「英雄」になります。

ですが、石鹸で滑るために数mもの長さの棒を登るのは容易ではなく、しかも登ろうとする人に放水したりするので、過去には登れずに終わったこともあるそうです。

「トマト祭り」が始まるのは11時頃になります。

前もって主催者のブニョ-ル市役所が用意した百数十トンほどにもなるトマトは、数台のトラックで開催される通りに運び込まれます

花火が打ち上げられると、トマトの投げ合いが始まります。

後は、街中が狂乱の渦に巻き込まれます。

住人だけではなく観光客も含め、建物や通りも全てが真っ赤に染まります。

1時間後に花火が鳴るので、そこで投げ合いが終了します。

 

「トマト祭り」は、闇雲にトマトを投げるわけではなく、いくつかのルールがあります。

・トマトは、投げる前に適度に潰します。潰さないで硬いまま投げるのはダメです。

・投げあっている間、他の人(特に女性)の服を破ってはいけません。

・ガラス瓶や缶などの危険な物を持ち込んではならない。

・1時間のトマト投げが終了したら、即座に終了し、時間外にトマトを投げてはならない。

トマト祭りが終了すると、即座に掃除が始まります。

ゴミなどを取り除いた後、建物から通りにまで放水し洗い流され、トマトは全部下水に流されます。

あの量を下水に流しても大丈夫なのか心配ですが、トマトに含まれるクエン酸の効果で、壁や通りなどが結構キレイになるらしいとの事。

本当なんでしょうか?詰まったりしないのでしょうか?

トマト祭りの起源(きっかけ)

祭りが始まったのは、どうやら1945年頃だと言われています。

もっと古い時期から行われていたと思っていたので、これはちょっと意外でした。

しかも、起源というか始まったきっかけが、何と「若者同士のけんか」だそうです。

 

2022年9月28日の「世界くらべてみたら」の放送で、たまたま話しかけたスペイン人の若者が

「自分のおじいさんが若い時に、何人かいる若者同士の口論が始まり、それが喧嘩になりそばにあったトマトを投げ合い始めたのがきっかけなんだよ。
その時の若者の一人が、自分のおじいさんだったんだ。」

と答えていました

彼は、そのきっかけの一人だったおじいさんの写真も見せていました。

 

え~そんな些細な事がきっかけだったの~?

トマトの収穫祭とか、神に捧げるために始まったとか、そんな話じゃなかったんですね?

 

また、理由はそれだけではなく、1940年半ばに始まったのは同じですが、他にも諸説ありハッキリとはしていないようです。

但し、今のところ「ケンカがきっかけ」というのが一番有力だそうです。

他の理由としては、例えば、

・住民同士で階級闘争が起こった
・パレードをやっていて、一斉にトマトが投げられた
・町の政治に不満を持った住民が、町の祝賀会で議員に向けてトマトを投げつけた。

などです。

いずれにしても、歴史的な重大な事柄が起源ということはないようです。

 

そんなきっかけのために、140~150トンの完熟トマトを投げ合うのかと思うと、日本人の感覚から言うと「もったいない~」と思ってしまいます。

加工して缶詰にして、食料不足で困っている人が多いアフリカなどに送ればいいのに~と思うのは自分だけ?

こればかりは、部外者が口をはさむことではありませんね…

トマト祭りの参加方法など

トマト祭りの間だけは、世界中から街の人口の倍以上の人が集まります。

(2014年時点でブニョールの人口は9,835人、以前は4万人ほどの人が参加していましたが、現在は2万人に制限されているそうです。

参加したい方は、前もって参加チケットを購入する必要があります。

2022年時点のチケット料金は12ユーロでした。

 

チケットは、下記のようなサイトで売っています。

売っているのは「Buy Ticket」のページになります。

このサイトが、「La Tomatina」の公式ページなのかどうかはわかりません。

小さな街なので、ホテルなどの宿泊施設は少なくすぐ予約が一杯になるため、近くの観光地「バレンシア」周辺で宿泊することも検討する必要があるそうです。

Google検索の「la tomatina」

Google検索には、実はちょっと変わった裏技コマンドがあります。

 

例えば、「斜め」と入力したら画面が斜めになったり、「一回転」と入力したら画面が一回転します。

他にも「パックマン」と検索すると、「パックマンゲーム」が表示されゲームで遊べます。

この「トマト祭り」でも仕掛けがあります。

 

まず、「la tomatina」と入力すると、動くトマトが出てきます。

Google検索

 

そのトマトをクリックすると、トマトが下から飛んできます。

次に、画面上のどこでもクリックすればまたトマトが下から飛んできます。

それを繰り返すと、トマトがどんどん飛んできます。

Google検索2

 

Google検索3

 

Google検索4

 

最後に、水滴の画像をクリックすると、全て水で流されきれいになります。

Google検索5

Googleは、遊び心いっぱいですね。

トマト祭りのSNS情報など

海外の人が発信した「トマト祭り」のツイートを、下記に掲載します。

まとめ

こちらでは、スペイン、ブニョール市で毎年行われる、日本でも人気の「トマト祭り」についての情報を記載しています。

「トマト祭り」は1940年半ば頃から行われていますが、収穫祭や宗教上のお祭りではありません。

何と「若者たちのけんか」がきっかけだと言うのが有力だそうです。

 

その他、「トマト祭り」の開催時期や場所、参加にあたってやルールなども説明しています。

もし参加する機会がありましたら、前もって充分な情報を集めた上、怪我や貴重品の紛失などに気をつけてご参加下さい。

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